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仏BNPに米当局が1兆円強支払い要求、制裁違反で-関係者

フランスの銀行BNPパリバによる スーダンやイランなど制裁対象国との違法取引に対する捜査の決着で、 米連邦、州当局は100億ドル(約1兆円)強の支払いを同行に求めてい る。事情に詳しい関係者1人が明らかにした。

最終的な合意は恐らく数週間先になる見通しという。協議が非公開 であることを理由に同関係者が匿名で語った。捜査決着のための金額は 膨らんでいる。同行は4月時点で、この件のために既に引き当てた11億 ドルを超える額を支払わなければならない可能性がある旨を明らかにし ていた。

事情に詳しい複数の関係者によれば、米検察当局は同行に対しスー ダン、イラン、キューバとの違法取引で有罪答弁するよう求めている。 BNPの支払いが100億ドル強に決まれば、昨年の英BPの40億ドルを 大きく上回り、米国での過去最大の罰金額となる。

キーフ・ブリュイエット・アンド・ウッズのアナリスト、ジャンピ エール・ランベール氏は21日のリポートで、BNPはドル決済システム から排除されないよう約70億ドルの罰金を支払うと予想すると述べた。 ブルームバーグ・ニュースは先週、米当局が50億ドルを超える支払いを 同行に求めていると報じていた。

BNPとの協議は司法省刑事局の責任者レスリー・コールドウェル 氏、ニューヨーク市マンハッタンの連邦地検のプリート・バラーラ検事 正、マンハッタン地検のサイラス・バンス検事が中心になって進めてい る。そのほか、ニューヨーク州金融サービス局のベンジャミン・ロース キー局長や米連邦準備制度理事会(FRB)、米財務省の外国資産管理 局(OFAC)も協議に参加している。

BNPの広報担当、司法省とFRB、財務省、ロースキー局長、バ ンス検事の報道官はいずれもコメントを控えた。100億ドル強の罰金額 については先に米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が報じ ていた。

悪質

事情に詳しい関係者によると、米検察当局はBNPの不正行為が他 のケースよりも悪質な上に、捜査への全面協力を拒んだため、より厳し い処罰も正当化されるとしている。

関係者によれば、捜査対象となっているBNPの取引の大半はフラ ンスや欧州の法律には違反していないものの、ドルベースでの取引のた め米国の法律の適用を受ける。検察当局者は今月、BNPの幹部と会 い、現在も捜査決着の条件で協議している。議論の中心は親会社ないし 子会社が有罪答弁に応じるかどうかや、どの罪状を適用するかなどだと いう。

原題:U.S. Said to Seek More Than $10 Billion Settlement From BNP (1)(抜粋)

--取材協力:Craig Giammona、Greg Farrell、Tiffany Kary.

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