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ゴールドマンが嫌っても正しい選択-私を信じてとグロース氏

米パシフィック・インベストメン ト・マネジメント(PIMCO)の共同創業者ビル・グロース氏(70) は、自ら運用する世界最大の債券ファンドのパフォーマンスをトップク ラスの水準に回復させることを誓い、多くのライバルが避ける投資の方 向を選択している。

「PIMCOトータル・リターン・ファンド」(運用資産額2300億 ドル=約23兆4000億円)は、連邦準備制度の利上げ幅を市場が過大に予 想していると考え、政策金利の変更に対して長めの債券よりも敏感とさ れる米国5年国債に好調なパーフォーマンスを期待する投資を行ってい る。

これに対し、ゴールドマン・サックス・グループやブラックロッ ク、JPモルガン・チェースの債券運用担当者は、グロース氏の考えが 間違っており、連邦準備制度がフェデラルファンド(FF)金利誘導目 標の引き上げに動けば、同氏が保有する中期国債は損失を被るとの見方 を取る。

ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントのグローバル債 券共同責任者ジョナサン・ビナー氏は電話インタビューで、「米連邦準 備制度理事会(FRB)はいったん完全雇用が確認できれば、より速い ペースで金利を正常化したいと望むだろう」と語った。

PIMCOのウェブサイトによれば、トータル・リターン・ファン ドは4月末時点で満期10年以内の中期債で資金の94%を運用し、償還期 間3-5年のレンジが38%と最も集中度が高い。グロース氏は満期20年 超の債券は選好していない。

ビリーブ・ミー

この投資の方向が正しければ、輝かしい勝利となり、資金流出が過 去最も長く続く局面を脱することができるだろうが、間違っていた場合 は、パフォーマンスで同種のファンドに後れを取る状況が過去4年のう ち3年に及ぶことになりかねない。

グロース氏はブルームバーグテレビジョンとの14日のインタビュー で、償還期間が5-7年の債券を購入していると述べ、「信じてほし い。PIMCOは2014年末までに中ぐらいではなく、トップクラスのパ フォーマンスを実現するだろう」と訴えた。

原題:Goldman Sachs Avoids Bonds Pimco’s Gross Favors in ‘New Neutral’(抜粋)

--取材協力:Dave Liedtka.

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