ボーイング787飛行ルート柔軟化、航空会社に恩恵-米制限緩和

米連邦航空局(FAA)はボーイン グの旅客機「787」(ドリームライナー)に課している緊急時の飛行時 間制限を緩和した。バッテリー不具合などで一時、運航停止処分が取ら れた787の信頼性に対して当局がお墨付きを与えたことを意味してい る。

今回のFAAの決定によって、787を保有する航空各社はより直線 的な飛行ルートを設定し、燃料消費を減らすことが可能になる。

787のようなエンジン2基の双発機は安全確保のため、うち1基が 飛行中に故障した場合に最寄りの空港に着陸するまでの飛行時間につい て制限を設けられている。FAAは今回、ETOPSと呼ばれるこの制 限規定を787について緩和。緊急時に認める飛行時間を従来の3時間か ら5時間半に延ばした。これは双発機として最長。

FAAが電子メールを通じて28日発表した資料によると、「海外の 航空会社」は緊急時の飛行時間を最大限に延ばすに際して「自国・地域 の民間航空当局の承認を得る必要」がある。

航空各社は現在、787を北太平洋ルートなどに投入しているが、新 たな規定によって今後は南太平洋や大西洋、インド洋、北極や南極の上 空などを飛行するルートをより柔軟に設定できるようになる。

原題:Boeing Dreamliner Reliability Backed by FAA on Over-Water Trips(抜粋)

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