ワイン投資、90年代の熟成ビンテージに好機-ファンド運用者

フランスのボルドー地方で生産され た1990年代の熟成ビンテージワインが、値上がりする可能性が最も高い との見方を、ワイン・インベストメント・ファンドの資産運用者が示し た。ワイン市場は3年間にわたって低迷している。

同社の投資マネジャー、クラリス・スミス氏はインタビュー で、2008年と09年を含め近年に生産されたボルドー産ワインの価格は今 年に入って下落が続いているものの、在庫が取り崩されている1995年産 の赤ワインの価値は下支えされていると指摘した。

スミス氏はロンドンでのインタビューで「熟成したビンテージワイ ンについては買いの好機だ。価格回復を見込むなら、第1級ワインに投 資すべきだ」と語る。

ボルドー産を中心にブルゴーニュ産やローヌ地方、シャンパーニュ 地方、イタリアなどの産地のワインの価格で構成するLiv-ex100 指数は1年1カ月連続で低下。昨年3月末以降、12%下げている。中国 の需要後退に加え、ボルドー産については09年産と10年産が高値を付け た後、3年にわたって不振が続き、この産地のワインへの投資意欲が低 下したことが背景にある。

スミス氏は第1級ワインについて、「上昇局面では他のワインより 大幅に上昇し、下落局面では下げ幅が大きくなる傾向があるため、他の ワインの価格より変動性が若干高くなる」と述べた。

同氏はまた、世界の流通市場で英国が極めて重要な役割を果たして いることから、英ポンド高もワイン相場押し下げの一因となっていると 指摘。「指数低下はポンド上昇を緊密に反映したもので、ワインにとっ て真の泣きどころだ」と説明した。

原題:Wine Investment Fund Sees Value in Mature Bordeaux After Decline(抜粋)

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