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カカオ豆不足、続く見通し-天然ゴム栽培への移行で

カカオ豆不足が2020年まで続くとの 見方が広がっている。西アフリカの生産国で農場の経営不振が続いてお り、天然ゴムといった収益性の高い農産物への移行が進んでいるため だ。

現時点では中国の消費者のチョコレートの年間平均消費量はチョコ レートバー2本分をわずかに上回るにすぎない。世界のカカオ豆需要が 拡大する一方、コートジボワールとガーナでは、農家の収入を押し上げ カカオ豆農場の単収を増やす方策が検討されている。2年連続で供給が 不足しているにもかかわらず、多くの農家にカカオ豆栽培を継続するよ う促すほど十分な価格上昇に至っていない。他の農産物を栽培する方が 収入が高くなっている。

トーゴのエコバンク・グループのソフトコモディティ調査責任者、 エドワード・ジョージ氏は「農家はカカオ豆のバリューチェーンに加わ ることが不利であることに気付きつつある」と指摘。「ずっとカカオ豆 を栽培してきた農家が天然ゴムに移行するのはかなり劇的な変化だ。た だ、この傾向は進行中だ」と語る。

スイスの菓子メーカー、バリーカレボーは業界全体の見通しを引用 し、カカオ豆不足が20年までに9倍に膨らみ100万トンに達すると予想 している。これは現在の生産水準が維持されれば世界の生産高の約25% に相当する。

アムステルダムで6月9日に始まる世界カカオ豆会議では世界の需 要にどう対応するかがテーマの一つとして協議される見通しだ。

原題:Cocoa Shortage Looms as Growers Opt to Farm Rubber: Commodities(抜粋)

--取材協力:Olivier Monnier.

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