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鉄鉱石の次は牛肉-豪州の資産家、中国向け輸出で新たな商機

中国は、良質の牛肉を切に欲しがっ ている。それを知ったオーストラリアの資産家、アンドルー・フォレス ト氏は次の中国出張の際、牛肉のサンプルを持参するつもりだ。

中国への鉄鉱石輸出で富を築いたフォレスト氏は、中国でスーパー マーケットを訪れた際、豪州産牛肉が十分に供給されていない実態を目 の当たりにした。そこで帰国後、牛肉輸出拡大に向け食肉処理会社の買 収を含む計画を練った。豪州は世界3位の牛肉輸出国。

「中国で私は、『高品質で信頼できる牛肉はどこで確保できるか』 と聞かれた」。自らが創業した豪州3位の鉄鉱石生産会社フォーテスキ ュー・メタルズ・グループのパースにあるオフィスで28日、フォレスト 氏がインタビューに答えて語った。来月、再び中国に行き「その要望に 応え、1パックずつ配るつもりだ」という。

フォレスト氏は今年、ウエスタンオーストラリア州で唯一、中国向 け牛肉輸出の認可を受けている企業を買収した。中国市場への供給国と しての地位を確立すれば、豪州の生産は50%増も期待できると指摘す る。ラボバンク・インターナショナルは昨年12月に、所得の増加に伴う 食生活の変化を背景に、中国の牛肉輸入が2018年までに倍増する可能性 があるとの見方を示している。中国は既に世界最大の食肉消費国。

フォレスト氏は、中国の安定した需要にけん引され「より長期にわ たり一段と高い価格が維持されると予想している」と述べ、増産に向け 農場や企業の買収をさらに検討していることを明らかにした。

原題:Billionaire Forrest Sees Fortune in Australian Beef to China(抜粋)

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