ブラジル株:ボベスパは上昇-最高裁の判断先送りで銀行株高い

28日のブラジル株式市場では、指標 のボベスパ指数が4週間ぶりの安値から上昇。金融機関が最大1530億ド ル(約15兆5800億円)の支払いに直面する可能性がある訴訟で、ブラジ ルの最高裁判所が判断を先送りしたことから銀行株が買われた。

イタウ・ウニバンコ・ホールディングは1.8%上昇し、ボベスパ指 数の上げに最も寄与した。ブラジル銀行も3.4%値上がり。ブラジル最 高裁は28日、1980-90年代に取られた政府のハイパーインフレ抑制策に 関連して損失を被ったとする預金者が金融機関を相手取って起こした訴 訟で、時期を定めずに判断の延期を決めた。住宅建設株もMRVエンジ ェニャリア・エ・パルチシパソンエスの4.3%高を中心に買われた。ブ ラジル中央銀行が28日の金融政策委員会で、政策金利を据え置くと見込 まれていることが背景。

ボベスパ指数は前日比0.9%高の52639.75で終了。指数構成銘柄の うち上昇が55銘柄、下落は14銘柄。通貨レアルはサンパウロ時間午後5 時45分(日本時間29日午前5時45分)現在、0.2%高の1ドル=2.2335 レアル。

クワンチタス・アセット・マネジメントのアナリスト、ロドリゴ・ マルチン氏は電話インタビューで、「最高裁の判断先送りで銀行は自ら の立場を弁護する時間的猶予が与えられた」と指摘。「投資家は最高裁 判断が来年にずれ込むとみている」と述べた。

原題:Ibovespa Gains as Itau Rallies After Brazil Court Delays Ruling(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE