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米国株:5日ぶり下落、小売銘柄が安い-通信や公益は上昇

28日の米国株は反落。前日までは4 日続伸だった。この日は通信株や公益事業株が上昇したものの、小売株 は売られた。29日は第1四半期の国内総生産(GDP、改定値)が発表 される。市場予想では縮小が見込まれている。

ディスカウントストアのダラー・ゼネラルと住宅関連用品小売りの ロウズはいずれも下落。アナリストが株式投資判断を引き下げたことが 影響した。医薬品メーカーのアラガンは5.4%安。カナダの医薬品メー カー、バリアント・ファーマシューティカルズ・インターナショナルは アラガンに対する買収案を約494億ドルに引き上げたこ。

高級住宅建設業者のトール・ブラザーズは上昇。決算内容が好感さ れた。ツイッターは大幅高。野村ホールディングスによる株式投資判断 の引き上げが手掛かりとなった。

S&P500種株価指数は前日比0.1%安の1909.78。ダウ工業株30種 平均は42.32ドル(0.3%)下げて16633.18ドル。

ニュー・アムステルダム・パートナーズ(ニューヨーク)のミシェ ル・クレイマン最高投資責任者(CIO)は、「最高値を更新し、市場 は一服している」と述べ、「米国市場のファンダメンタルズは今もまず まずのようだ」と続けた。

GDP予想

ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想によると、 米商務省が発表する第1四半期GDP改定値は前期比年率0.5%減。速 報値は0.1%増だった。昨年第4四半期は2.6%増だった。エコノミスト 予想では、第2四半期は3.5%増となっている。

ダラー・ゼネラルは3%下落。ドイツ銀行が同社の株式投資判断を 買いからホールドに引き下げた。ロウズは2.2%安。カナコード・ジェ ニュイティは同社の株に売りを助言した。

アラガンは5.4%安。バリアントは、アラガンとその株主の支持を 取り付けようと、現金での支払いを増やした。アラガンは前日、バリア ントの経営慣行や業務について批判的な見方を示した。

トール・ブラザーズが高い

トール・ブラザーズは2.1%高。同社はニューヨークやカリフォル ニア市場での住宅価格を引き上げ、売り上げを伸ばしている。

ツイッターは11%上昇。野村は同社の株式投資判断をニュートラル から買いに引き上げた。

米ゴールドマン・サックス・グループのゲーリー・コーン社長は、 低いボラティリティや小幅なレンジの動きに抑えられた金利が「異常 な」取引環境をもたらしていると述べた。シカゴ・オプション取引所 (CBOE)のボラティリティ指数(VIX)はこの日1.5%上昇し て11.68。過去最低値に約3ポイントと迫った。

コーン氏は28日、ニューヨークで開かれた投資家会議で「すべての 金融機関にとって、目下の環境はなかなか厳しい」と発言。「われわれ のビジネスを活発にするものはボラティリティだ。市場が動かないなら ば、顧客が取引を行う必要はなくなる」と話した。

原題:U.S. Stocks Retreat After Four-Day Rally as Retail Shares Fall(抜粋)

--取材協力:Namitha Jagadeesh.

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