コンテンツにスキップする

5月28日の米国マーケットサマリー:株は反落、円は値上がり

ニューヨークの為替・株式・債 券・商品相場は次の通り。(表はNY午後4時現在)

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.3596   1.3635
ドル/円            101.84   101.98
ユーロ/円          138.46   139.04


株                 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率
ダウ工業株30種       16,633.18     -42.32     -.3%
S&P500種           1,909.78      -2.13     -.1%
ナスダック総合指数    4,225.08     -11.99     -.3%


債券          直近利回り 前営業日比
米国債2年物      .37%        +.02
米国債10年物     2.44%       -.08
米国債30年物     3.29%       -.07


商品 (中心限月)                     終値   前営業日比 変化率
COMEX金     (ドル/オンス)  1,259.70    -6.00     -.47%
原油先物         (ドル/バレル)  102.90     -1.21    -1.16%

◎NY外国為替市場

ニューヨーク外国為替市場では、ユーロが対ドルで約3カ月ぶり安 値を付けた。ドイツの5月の失業者数が予想に反して増加したほか、ユ ーロ圏の民間向け融資が減少し、欧州中央銀行(ECB)による追加刺 激策の正当性を裏付ける格好となった。

4月のユーロ圏マネーサプライ(通貨供給量)統計もユーロの売り 材料になった。拡大M3(現金、要求払い預金、定期貯蓄性預金、投資 信託の一部)の伸びが市場予想を下回り、ECBが6月5日の政策委員 会で利下げを決定するとの観測が強まった。円は主要通貨の大半に対し て上昇。米国債利回りの低下が手掛かりとなった。ニュージーランド( NZ)ドルは主要16通貨全てに対して値下がり。企業景況感指数の低下 が嫌気された。月初来では、ロシア・ルーブルが主要31通貨中で最大の 上げとなっている。

コモンウェルス・フォーリン・エクスチェンジのチーフ市場アナリ スト、オマー・エシナー氏は「来週ECBが政策緩和を決定する可能性 が引き続き注目されている」とし、「ECBの会合を前に大きな反発は ないだろう」と述べた。

ニューヨーク時間午後2時37分現在、ユーロは対ドルで前日 比0.3%安の1ユーロ=1.3593ドル。一時1.3589ドルと、2月13日以来 の安値を付けた。ユーロは対円で0.4%安の1ユーロ=138円44銭。ドル は対円で0.2%下げて1ドル=101円82銭。

◎米国株式市場

28日の米国株は反落。前日までは4日続伸だった。この日は通信株 や公益事業株が上昇したものの、小売株は売られた。29日は第1四半期 の国内総生産(GDP、改定値)が発表される。市場予想では縮小が見 込まれている。

ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株価指 数は前日比0.1%安の1909.78。ダウ工業株30種平均は42.32ドル (0.3%)下げて16633.18ドル。

ニュー・アムステルダム・パートナーズ(ニューヨーク)のミシェ ル・クレイマン最高投資責任者(CIO)は、「最高値を更新し、市場 は一服している」と述べ、「米国市場のファンダメンタルズは今もまず まずのようだ」と続けた。

◎米国債市場

米国債相場は上昇。欧州債券相場の上昇を受け、米国債の相対的な 魅力が高まった。このまま月を終えれば月間では2006年以降で最長の上 昇局面となる。

5年債入札(発行額350億ドル)では需要が過去の平均を上回っ た。ドイツの失業者数が予想外に増加したため、欧州中央銀行 (ECB)が来週の会合で追加緩和に動くとの見方が強まり、欧州全体 で国債相場が上昇した。

ナショナル・アライアンス・キャピタル・マーケッツのアンドル ー・ブレナー氏は「米国債の動きは世界的な国債高の一部となってい る。中央銀行の金融政策をめぐる展望は世界的に緩和あるいは追加緩和 の方向だ」と指摘。「朝方のドイツ指標が弱く、ドイツ国債に大量の買 いが入り、米国債にも波及した」と述べた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間 午後2時20分現在、30年債利回りは7ベーシスポイント(bp、1bp =0.01%)低下の3.29%と、昨年6月以来の低水準。このまま月を終え れば、5カ月連続の低下となる。これは06年6-11月以降で最長。同年 債(表面利率3.375%、償還2044年5月)価格は前月比1 11/32高の101 19/32。

◎NY金先物市場

ニューヨーク金先物相場は続落。15週間ぶりの安値を付けた。ロシ アがウクライナ大統領選挙の結果を尊重する意向を示していることが背 景。

欧州連合(EU)首脳はロシアへの追加制裁の決定を見送った。ロ シアのプーチン大統領がウクライナの新指導者に協力する意向を示して いるためだ。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物8 月限は前日比0.5%安の1オンス=1259.70ドルで終了。一時は1256.10 ドルと、中心限月としては2月7日以来の安値となった。米経済成長の 兆しと株価上昇を受けて、金は3月半ばから9.5%下落している。

◎NY原油先物市場

ニューヨーク原油先物相場は続落。先週の米在庫が増加したとの見 方が背景にある。またユーロが対ドルで下げたことも売り材料。

マニュライフ・アセット・マネジメント(ボストン)のシニアマネ ジングディレクター、チップ・ホッジ氏は「原油はあふれ返っている」 と指摘。「高い在庫水準からみて価格は高すぎる」と続けた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI7月限は前日 比1.39ドル(1.34%)安の1バレル=102.72ドルで終了。終値ベースで 今月20日以来の安値。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE