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アリババ投資家に問う、経営陣は中国政府とうまくやれるのか

中国の電子商取引運営会社アリバ バ・グループ・ホールディングの新規株式公開(IPO)目論見書に は、高水準の利益率や増収率、利用者数など華やかな数字が並ぶ。

だがこの19ページに及ぶ目論見書に記されていない投資家が強く留 意すべきことがある。中国企業に投資するということは、その企業がい かに中国政府とうまくやっていけるかに賭けることでもある。アリババ は年内にも200億ドル(約2兆円)規模のIPOを実施する可能性があ る。これは中国企業よる米国での平均IPO規模の100倍だ。

急成長を可能にした中国政府の政策に一定の恩義のあるアリババ が、米国でのIPOに成功すれば中国にとってのアリババの価値が浮き 彫りとなる。同時に、中国政府が米国の株主とアリババとの関係を変更 しようとすることもあり得る。プラットホームを検閲したり、同社事業 にとって極めて重要な決済サービスを制限したする可能性もあり、いず れの場合も同社に対する投資家の評価額に大きな影響を与えかねない。

テクノロジー企業向けのコンサルティングを手掛ける北京の企業、 BDAチャイナのダンカン・クラーク会長は「投資家は毎日起きている ことに折り合いをつける経営陣の能力に賭けることになる。経営陣は大 きなリスクのかじ取りをする緩衝役となるだろう」と指摘する。

アリババ広報担当のアシュリー・ザンディ氏は同社のIPOについ てコメントを控えた。

原題:Alibaba’s China Base Is Both Good News and Bad for IPO Investors(抜粋)

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