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債券は上昇、超長期のオペ減額なしで-先物は異次元緩和後の高値圏

債券相場は上昇。日本銀行がきょう の国債買い入れオペで超長期ゾーンを減額しなかったことや需給改善を 示す結果を受けて買いが優勢となった。先物は昨年4月導入の日銀異次 元緩和直後の高値水準まで達した。

長期国債先物市場で中心限月の6月物は3日ぶりに反発。前日比1 銭高の145円24銭で開始。午後に入ると上げ幅を拡大し、一時は145円38 銭と中心限月の日中取引で、異次元緩和の翌日となる2013年4月5日以 来の高値を記録。結局は14銭高の145円37銭で引けた。

現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の333回債利回 りは横ばいの0.59%で始まり、午前は同水準で推移。午後に入ると0.5 ベーシスポイント(bp)低い0.585%に低下した。5年物の117回債利回り は0.175%と、新発債としては3月4日以来の低水準。20年物の148回債 利回りは1bp低い1.435%と、新発債として3月6日以来の低水準。30 年物の42回債利回りは0.5bp低い1.68%に下げた後、1.685%。

みずほ証券の早乙女輝美シニア債券ストラテジストは、「日銀がき ょうのオペで超長期国債の買い入れを減額しなかったので足元の需給懸 念がなくなり、債券市場は買いが優勢」だと話した。

日銀が28日に実施した長期国債買い入れオペ3本(総額6700億円程 度)の結果によると、残存期間「1年超3年以下」と「10年超」の応札 倍率が前回より低下した。両ゾーンで売り圧力が弱まっていることが示 された。一方、「3年超5年以下」は若干上昇した。

今回のオペでは「10年超」の買い入れ額が1700億円と、前回と変わ らずだった。日銀のデータによると、今月20日までの国債平均残存期間 は8年程度と、買い入れの目安とされる7年程度を上回った。市場では 「10年超」が2月、3月に続いて減額されるとの見方も出ていた。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の稲留克俊債券ストラテジス トは、平均残存期間が8年を超えた今年1月の後、初めて「10年超」が 減額される2月下旬まで時間があったと言い、「日銀は単月の8年超え は容認するのだろう」と説明していた。

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