コンテンツにスキップする

ECB量的緩和ならドイツ銀に打撃-BOAが分析

欧州中央銀行(ECB)が量的緩和 (QE)策を発表すればドイツ銀行の債券トレーディング収入が圧迫さ れ、同行の経営戦略が損なわれるだろうとバンク・オブ・アメリカ( BOA)が指摘した。BOAはドイツ銀株を最も好ましくない金融銘柄 のリストに加えた。

ECBの措置はボラティリティを低下させるため、欧州での債券・ 通貨・商品(FICC)トレーディングの収益を悪化させるだろうと BOAは指摘した。

マイケル・ヘルスビー、アラステア・ライアン両氏らロンドン在勤 のBOAアナリストは電子メールで配布したリポートで、「ドイツ銀は FICC事業のサイクルが反転した時に最も大きな恩恵を受けるのは自 分らだと考えている」と指摘した上で、「われわれはそのことについて 確信がない」と書いている。

ドイツ銀は今月、債券事業のシェア拡大や規制対応に向けて80億ユ ーロ(約1兆1070億円)の増資を実施すると発表している。

ドイツ銀の広報担当者はBOAのリポートについてコメントを控え た。

BOAは英バークレイズを最も好ましい金融銘柄リストに含めてい る。「投資銀行を離れ、株主資本利益率(ROE)の高いリテールおよ び商業銀行事業へと軸足を移す根本的な転換」が理由だという。

ECBのドラギ総裁は今月8日に政策金利を据え置いた後、「次回 行動することにやぶさかでない」と述べ、来週の政策委員会で追加の景 気刺激策を打ち出すことをほぼ約束した形になっている。今週のECB フォーラムでは資産担保証券(ABS)購入が可能だと発言。4月に は、中期的なインフレ見通しが悪化すれば幅広い資産購入が正当化され るとも述べていた。

原題:Deutsche Bank Debt Strategy Faces ECB Challenge, BofA Says (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE