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タイ政府年金基金、国内株の保有縮小-インド株などに活路

タイの政治的混乱を受け、同国最大 の公的年金基金はより良いリターンを求め、海外の株式に目を向けてい る。

タイ政府年金基金(GPF)の事務局長として約6700億バーツ(約 2兆1000億円)の運用を統括するソムバット・ナラウットティッチャイ 氏は、タイ株の保有配分を抑えており、同国が政治的安定を取り戻し、 景気回復の兆しが見えるまでポジションを拡大する計画はないと説明。 その代わりに、政治が安定し経済が好調なインドやインドネシア、フィ リピンの株式を買い入れると述べた。

ソムバット氏は26日のバンコクでのインタビューで、「政治の行き 詰まりで経済と企業収益が大きく損なわれており、タイ株に引き続き極 めて慎重だ」と指摘。「政治的安定と成長の可能性でより良いリターン が望めるインドやインドネシア、フィリピンといった一部のアジア新興 市場には強気の姿勢だ」と述べた。

同氏によれば、海外の株式はGPF資産の約15%を占める。これに 対して国内株式の比率は11%。GPFは国内インフレ率を少なくとも2 ポイント上回る水準をリターン目標に掲げている。

タイのSET指数は26日時点で、4月23日に付けた今年の高値か ら2.5%下落。年初来の上昇率を6.9%に縮めた。インド株は今年に入 り17%上昇。インドネシア株の年初来上昇率は16%、フィリピン株 は15%となっている。

原題:Thai Government Fund Shuns Local Stocks as India Better Buy (2)(抜粋)

--取材協力:John Dawson、Andy Clarke.

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