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バランスシート悪いほど勝ち組-株価94%上昇、米回復に自信か

米株式市場では財務状態が悪い企業 ほど、株価の上昇率が大きいという現象が見られる。

ブルームバーグとゴールドマン・サックス・グループの集計データ によれば、バランスシートが最も脆弱(ぜいじゃく)なグループに属す る企業の株価は今年に入って8%余り上昇した。2011年末以降では94% と、値上がり率はS&P500種株価指数の約2倍に達する。

米市場では強気相場のけん引役と大部分の投資家が見なしていた小 型株やバイオテクノロジー株などが3月に大幅下落。今年これまでの株 価動向を見る限り、財務状態の悪い企業の方がパフォーマンスで勝って いる。財務リスクの高い企業の収益が景気回復に伴い改善されるとの見 方が株価の上昇を支えている。

米金融当局が緩和縮小を進める中にあっても、デフォルト(債務不 履行)減少などに支えられて、米病院運営のテネット・ヘルスケアや通 信会社フロンティア・コミュニケーションズなどの株価が値上がりして いる。

スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)の格付けで「B」のテ ネットは、年初来で株価が14%上昇。「BB-」格付けのフロンティア の株価は、電話会社全体の上昇率(2.6%)を大幅に上回る25%高とな っている。

ゴールドマンの米国株チーフストラテジスト、デービッド・コステ ィン氏は20日の電話取材に対し、「バランスシートの弱さは現時点では 企業の潜在的なパフォーマンスの妨げとはなっていない」と指摘。「景 気が回復する状況では、少しばかりレバレッジを高めてもうまくいく」 と述べた。

原題:Bad Credit No Problem as Shares of Balance Sheet Bombs Rise 94%(抜粋)

--取材協力:Charles Mead、Lu Wang.

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