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スペイン不動産市場に回復の兆し-「悪夢」の記憶薄れる

バブル崩壊に見舞われたスペインの 不動産市場に、回復の兆しが散見されるようになってきた。

ユーロ圏第4の規模を持つ同国経済が持ち直し、過去最悪の失業率 に見舞われた雇用情勢も落ち着きを示す中で、リセッション(景気後 退)の引き金となった不動産市場がスランプを抜け出し、息を吹き返し つつある。

住宅価格統計にはまだ、反発の兆候は見られないが、販売の増加は 相場が安定化し始めていることを示唆している。

マドリードの高級住宅地サラマンカから地下鉄で2駅の場所で住宅 購入に踏み切ったばかりのコンピュータープログラマー、エスタニスラ ス・デバジェシーゼ氏(44)にとっても、住宅市場は大幅な値崩れなど からはもはや安全と映った。

同じような決断を下す動きが増えれば、5年余り続いた低迷から経 済の回復を目指すラホイ首相にもさらなる手掛かりの展望が開けること になる。

昨年失業し、再就職したデバジェシーゼ氏は新居購入について、 「ちょうど良い時だと考えた」と述べるとともに、「まだ価格交渉の余 地がある」と語った。

1-3月(第1四半期)の住宅価格と、3月の住宅ローン許可の統 計は28日に公表の予定。ブルームバーグ・ニュースのエコノミスト調査 では、住宅価格の低下は2010年以来最小にとどまる見通しだ。

原題:Spanish Nightmare Fades as Pickup Buoys Housing Market: Economy(抜粋)

--取材協力:Harumi Ichikura、Ana Carolina Curi.

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