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5月26日の海外株式・債券・為替・商品市場:英米は休日

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次 の通り。

◎外為:ユーロ小じっかり、選挙やECB観測で一時3カ月ぶり安値

外国為替市場でユーロは小じっかり。3カ月ぶり安値から持ち直し た。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁はこの日、ユーロ圏に低イン フレが根付く兆候があれば6月に措置を講じる用意があるとあらためて 示唆した。

ユーロの対ドル相場は2営業日連続で200日移動平均を割り込ん だ。欧州議会選挙で反欧州連合(EU)を掲げる政党が躍進したことを 背景に、アジア時間には一時、対ドルで3カ月ぶり安値となった。円は アジア時間に対ドルで1週間ぶりの安値に下落。日本銀行の岩田規久男 副総裁は26日の講演で、日本だけがデフレの場合、円高をもたらすとし た上で、過度な円高進行の負の影響を指摘した。

トロント・ドミニオン銀行のチーフ通貨ストラテジスト、ショー ン・オズボーン氏(トロント在勤)は電話取材に対し、「欧州のインフ レの低さと成長の兆しを考慮すると、マイナス金利は十分に正当化され る」と指摘。「それ以上についてはドラギ総裁の発言から推測する限 り、インフレ動向を中心に状況の展開を見てから他の措置に頼る可能性 について判断するようだ」と述べた。

ニューヨーク時間午後5時現在、ユーロは対ドルで1ユーロ =1.3646ドルに上昇。一時は200日平均の1.3639ドルを下回り、アジア 時間に2月13日以来の安値となる1.3615ドルを付けた。ユーロは対円 で0.1%高い1ユーロ=139円10銭。円は対ドルで1ドル=101円94銭。 一時は今月15日以来の安値となる102円05銭に下げた。

米国と英国の金融市場はいずれも祝日で休場となった。

ドラギ総裁、低インフレ

ドラギ総裁は26日、ポルトガルのシントラで開催されたECBフォ ーラムで、「私の見解では、現時点で特に警戒しなければならないの は、低インフレがインフレ期待低下と与信縮小をもたらすという負の連 鎖に陥るリスクだ。特に、圧力下にある国々でリスクが大きい」と発 言。「われわれはインフレが低過ぎる状態が過度に長期化することを容 認する考えはない」と強調した。

カナディアン・インペリアル・バンク・オブ・コマース (CIBC)の外国為替戦略の責任者、ジェレミー・ストレッチ氏(ロ ンドン在勤)は「欧州議会選挙の影響に思いをめぐらしつつ、来週の政 策決定に関してECBから今後48時間に何らかのシグナルが出てこない か見守っている」と述べた。

原題:Euro Touches 3-Month Low as Draghi Signals Action; Krona Gains(抜粋)

◎米国株:メモリアルデーの祝日で休場

取引は27日に再開される。

◎米国債:メモリアルデーの祝日で休場

取引は27日に再開される。

◎NY金:メモリアルデーの祝日で休場

取引は27日に再開される。

◎NY原油時間外:下落、ブレントも安い-米祝日で立会取引は休場

ニューヨーク原油先物相場は米祝日の時間外取引で下落。ウクライ ナ大統領選挙の結果を受けてロシアとの緊張緩和への期待が高まり、北 海ブレント原油も下げた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI7月限は現地時間 午後1時の電子取引停止前の段階で前週末比17セント安の1バレル =104.18ドル。メモリアルデーの祝日で立会取引は休場。ロンドン ICEのブレント7月限は1バレル=110.32ドルで終了。

原題:Brent Crude Falls as Ukraine Elects New President; WTI Declines(抜粋)

◎欧州株:2008年1月以来の高値、イタリアの銀行が上げ主導

26日の欧州株式相場は上昇し、2008年1月以来の高値となった。欧 州議会選挙でレンツィ首相の与党民主党の優位が確実になったことを好 感し、イタリアの銀行株が買われた。

欧州の銀行株の指数はストックス欧州600指数の中で2番目に好 調。ウニクレディトなどイタリアの銀行株がけん引した。フランスのコ ンピューターサービス会社アトスは11年11月以来の大幅高。同業ブルへ の買収提案が買い材料になった。

ストックス欧州600指数4営業日続伸し、前週末比0.6%高の343.69 で終了。2月4日に付けた今年の安値からは8.2%上昇。

コンパス・キャピタル(チューリヒ)のベネディクト・ゲーテ最高 経営責任者(CEO)は「レンツィ首相への信認が確認されたことは、 欧州中央銀行(ECB)の政策委員会を来週に控えてイタリア資産への 信頼を高めた」と述べた。「ECBが6月5日に景気刺激措置を発表す るとの期待を背景に欧州株は上昇している」と付け加えた。

原題:Europe Stocks Rise as Italian Banks Surge on Renzi Poll Victory(抜粋)

◎欧州債:イタリアとスペイン債上昇、選挙結果やECB期待で

26日の欧州債市場ではイタリア国債が続伸。欧州議会選挙でレンツ ィ首相の与党民主党の優位が確実となったことがイタリア債の買いを促 した。

欧州中央銀行(ECB)が景気刺激策を強化するとの期待を背景 に、スペイン債も買われた。欧州議会選挙ではギリシャとアイルラン ド、ポルトガルでは反欧州連合(EU)を掲げる政党が躍進したもの の、これら諸国の国債相場も上昇した。ドイツ債はほぼ変わらず。市場 調査会社GfKによると、ドイツの6月の消費者信頼感指数は2007年以 来の最高を維持する。ドラギECB総裁はこの日ポルトガルで、当局は 低インフレを「特に警戒」する必要があると発言した。

コメルツ銀行の債券ストラテジスト、ライナー・ギュンターマン氏 は、「金曜の流れを引き継いで周辺国債が上昇した」と指摘。「欧州議 会選挙のニュースは目を引いたがひどい驚きというほどではなかった。 市場は来週のECB政策委員会に注目しており、今後数日の相場は ECBをめぐる材料に左右される公算だ」と語った。

ロンドン時間午後4時45分現在、イタリア10年債利回りは前週末 比17ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.99%。一時 は15日以来の低水準の2.98%となった。同国債(表面利率4.5%、2024 年3月償還)価格は、1.465上げ112.905。同年限のスペイン国債利回り は9bp低下し2.90%。こちらも一時、15日以来で最低の2.89%となっ た。

国営放送のRAIニュース24の出口調査によれば、イタリアのレン ツィ首相率いる与党民主党の得票率は41%、ベッペ・グリッロ氏が主導 する「五つ星運動」は21.1%だった。

ドイツ10年債利回りはほぼ変わらずの1.42%。GfKによると6月 の独消費者信頼感指数は5月と同水準の8.5。

原題:Italian Bonds Rally With Spain’s on European Polls, ECB Stimulus(抜粋)

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