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ポロシェンコ氏、反テロ作戦強化を表明-ロシアと対立へ

ウクライナ大統領選挙で勝利したペ トロ・ポロシェンコ氏は、同国東部での分離主義者の掃討を強化すると 表明し、選挙結果の開票作業が終了する前から既に、ロシアとの対立路 線を示した。

ポロシェンコ氏は26日キエフで、「反テロ作戦の効率は大幅に高ま るだろう」とし、「2、3カ月も続くことはない。数時間で終了するだ ろう」と語った。ロシアのラブロフ外相は一方、作戦の強化は「重大な 過ち」になると警告していた。

ポロシェンコ氏の困難は東部ドネツクで鮮明になっている。反政府 勢力が空港を離れるよう求める警告を無視し、ウクライナ軍はヘリコプ ターや戦闘機を投入。鉄道の駅周辺での政府と武装勢力の衝突で1人が 死亡したとノーボスチ・ドンバサが報じた。

縮小するウクライナ経済に加え、ドネツクとルガンスク州の幅広い 地域を占拠している親ロシア分離主義者への対応をポロシェンコ氏は迫 られる。ロシアは3月に黒海沿岸のクリミアを併合した。

ケリー米国務長官は、米国は「ウクライナの主権と領土を尊重しロ シアの占領とクリミア併合の試みを否定する。ウクライナおよび他のパ ートナーとともに抗争の平和的解決を模索することに引き続きコミット している」とコメントした。

しかし、ドネツクでは選挙によって事態が収拾される兆候はな く、26日夜にかけては戦闘機の飛行が見られ街頭では爆発が聞かれた。 ドンバサによれば、武装集団を乗せた約40台のトラックがロシアからド ネツク州への国境に向かっている。スロビャンスクとマリウポリでの戦 闘も報じられている。

ポロシェンコ氏は25日夜、「戦争と混乱、無秩序」の終息に取り組 むと選挙後初めてコメント。東部を訪れロシアと協力する意向を表明し た。ドンバサによれば、開票率90%の段階でポロシェンコ氏の得票率 は54.2%。

ラブロフ外相は選挙結果を尊重するとしたプーチン大統領の先の姿 勢を再確認し、「相互を尊重した対等な対話」を始める機会が生まれた とも述べた。

原題:Poroshenko Defies Russia With Vow to Boost Anti-Rebel Operations(抜粋)

--取材協力:Brian Parkin、Andras Gergely、Derek Wallbank、Jake Rudnitsky、Kateryna Choursina、Garfield Reynolds、Rainer Buergin、Krystof Chamonikolas、Scott Rose、Anna Andrianova、Patrick Donahue.

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