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【今日のチャート】ユーロ圏周辺国国債、日銀の刺激策に踊る

ユーロ圏周辺国の国債が日本の金融 刺激策に踊らされている。

今日のチャートに示したように、欧州周辺国の国債相場の上昇は今 月、円高・ユーロ安を背景に失速した。日銀は先週、マネタリーベース を年60兆-70兆円増加させる方針を維持。日本の投資家に高利回りの欧 州資産投資を促してきたこの措置を拡大することを控えた。

クレディ・スイス・グループの外国為替ストラテジスト、アネズ カ・クリストボバ氏は、「周辺国国債の利回りスプレッドは大幅な相場 上昇後の調整を受けやすいとみられる。また、円相場はクレジットリス クが高まると強含むケースが多い」と指摘。「日本のポートフォリオか らの資金流入は通常、影響を及ぼすが、今はこうした資金がほかに流れ る可能性がある。日銀は今後数カ月は大きな動きを取らないと予想され るため、これも円高要因となり得る」と分析した。

欧州への資金流入は周辺国国債の利回り上昇で弱まるかもしれな い。ポルトガルとギリシャ、スペイン、イタリアの10年物国債のドイツ 国債に対する上乗せ利回り(スプレッド)の平均は今月に入り20ベーシ スポイント(bp、1bp=0.01%)拡大し270bpに達した。8日に は終値ベースで239bpと、2010年5月以来の最低を記録していた。

原題:Euro-Area Periphery Hooked on BOJ Stimulus: Chart of the Day(抜粋)

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