麻生太郎財務相は26日午後の参院決 算委員会で「俺が納めている税金で、ぐうたらな生活の人の医療を全部 賄っているのは公平ではないのではないか、という気が正直しないわけ ではない」と述べた。

民主党の西村まさみ氏が、診療報酬改定に関連し社会保障政策の評 価を質問したのに対し、自身が「長期に入院したことは1回もない」と 述べた上で語った。今年73歳になる麻生氏は同時に「身体がもともと弱 い方などそれぞれなんで、こういったことは千差万別だ」との考えも示 した。

制度の運営に関しては、「保険料だけでは賄えない。特例公債とい う借金で賄っている」と述べ、「今後とも社会保障制度を持続可能なも のにするには、給付を抑えると同時に公的給付の範囲を見直すことも必 要だ」と述べた。政府は社会保障費の増大などを賄うため、4月に消費 税を8%に引き上げ、来年10月からはさらに10%まで引き上げる予定。

麻生氏は、昨年7月には憲法改正に絡み戦前ドイツのナチス政権を 引き合いにした発言をし、その後、内外からの批判を受けて「真意と異 なり誤解を招いたことは遺憾」と撤回した経緯がある。

--取材協力:下土井京子、アンディ・シャープ.

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