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欧州債:スペイン債上昇、利回りに投資妙味-独債ほぼ変わらず

23日の欧州債市場ではスペイン国債 が上昇。利回りが1カ月ぶり高水準まで今週上昇したことから、投資妙 味が強まった。欧州中央銀行(ECB)が来月の政策決定会合で緩和拡 大に踏み切るとの見方が広がっている。

イタリア国債も値上がりし、週間ベースでの下げ幅を縮小。同日発 表されたドイツの企業景況感がアナリスト予想以上に悪化したことか ら、ECBがユーロ圏経済を支える措置を講じるとの観測が強まった。 スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)がスペインの格付けを 「BBB」に一段階引き上げたほか、同国の成長率見通しを上方修正し たことも、スペイン債の支援材料となった。ECBは6月5日に定例政 策委員会を開催する。ドラギ総裁は今月、次回会合での緩和拡大に「や ぶさかではない」と述べた。

ノムラ・インターナショナルの金利ストラテジスト、ノルベルト・ アウル氏は「周辺国債を支えていたファンダメンタルな要因は変わって おらず、最近の相場下落がバリュエーション改善に役立った」発言し た。

ロンドン時間午後4時18分現在、スペイン10年債利回りは前日比7 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.98%。21日には先 月14日以来の高水準となる3.17%まで上げていた。週間ベースの上げ幅 は3bp。同国債(表面利率3.8%、2024年4月償還)価格はこの 日、0.62上げ106.945。同年限のイタリア国債利回りは10bp低下 し3.15%。16日以降では8bp上昇した。

ドイツのIfo経済研究所がこの日発表した5月の企業景況感指数 は110.4と、4月の111.2から低下。ブルームバーグ・ニュースがまとめ たエコノミスト38人の予想中央値は110.9だった。

ドイツ10年債利回りは1.41%で、前日からほぼ変わらず。2年債利 回りは0.06%で、昨年11月7日以来の低水準。

原題:Spanish Bonds Rise With Italy’s as Month-High Yield Lures Buyers(抜粋)

--取材協力:Lucy Meakin、Lukanyo Mnyanda、Angeline Benoit.

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