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香港・上海株の価格差縮小見込む裁定取引、時期尚早との見方

中国株の裁定取引を手掛ける投資 は、香港、上海両市場に重複上場する中国企業株の価格差が縮小すると の見方を後退させている。バリュエーション(株価評価)の差は両市場 が注文を相互に取り次ぐ計画が発表された4月10日から1カ月間に4% 余り縮小したが、その後は再び拡大し発表前の水準に戻っている。

この計画が実際に始動するのは10月以降となる見込みで、申銀万国 証券やプリンシパル・グローバル・インベスターズは価格差が縮小する との見方に賭けるのは早過ぎると指摘する。申銀万国のトレーダー、ジ ェリー・アルフォンソ氏は22日の電子メールで、「いずれ実現するだろ うが、現時点でそれに基づいて裁定取引を行うのは時期尚早だ」とコメ ントした。

上海A株と香港H株の株価の乖離(かいり)を示すハンセン中国 AHプレミアム指数は22日、最大1.5%下げて93.69となった。9日 は97.67と、終値ベースで相互開放発表以来の高水準を付けていた。今 年の平均は96.87。

ブルームバーグがまとめたデータによれば、自動車部品メーカー、 浙江世宝の中国本土市場での22日終値は香港市場を400%余り上回る水 準。4月10日の香港市場では65%上昇した。重慶鋼鉄の株価は上海市場 が香港市場を約150%上回っている。

--取材協力:Weiyi Lim.

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