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鉱山へのバス、労働者が乗車拒否-南ア最悪の鉱山スト続く

南アフリカ共和国のプラチナ鉱山地 帯の中心であるマリカナで、英ロンミンの従業員らを職場に送り届ける はずだったバスが一人の乗客も乗せずほこりの舞う幹線道路を走ってい る。この地域では鉱山労働者が4カ月にわたってストライキに入ってい る。

「自分の目で確かめるといい。鉱山側の主張は信じないでほしい。 誰も仕事に戻りたくないと思っている」。プラチナ鉱山労働者のジャン ドリ・バンレンズバーグさん(25)は晴れた金曜日の午後、パブの外で ビールを飲みながらこう語る。

約30の座席を備えた緑色のバスは、車体を見ればロンミンの車両で あることが分かる。ブルームバーグ・ニュースの記者が16日に目にし た、ロンミンのワンダーコップ鉱山に向かう3台のシャトルバスのうち の1台だ。3台ともに乗客はいない。この近くでは2012年に34人の賃金 スト参加者が殺害されている。

バンレンズバーグさんの態度は、北西州のルステンブルク地域の人 々が抱く怒りを反映する一方、不安を覆い隠しているかのようだ。この 地域では約160万人が、英ロンミンや南アのアングロ・アメリカン・プ ラチナム、インパラ・プラチナム・ホールディングスが保有する鉱山で のストの影響を受けている。今月に入って鉱山労働者4人を含む5人が 殺害され、数千世帯が食料支援に頼っている。

労働者らはスト中は給与の支払いを受けられず、年間賃金の約3分 の1を失った。会社側に提示している月給1万2500ランド(約12万3000 円)を要求する案が受け入れられたとしても、失った収入を取り戻すに は少なくとも3年かかる見通しだ。生産会社は計190億ランドの収入を 失い、今回のストは南アで最長かつ最も損失の大きな鉱山ストとなって いる。

原題:Empty Buses Show Defiance Trumps Hunger in Worst Platinum Strike(抜粋)

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