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コカイン販売もイタリアGDPに算入-赤字削減にも「追い風」

イタリアは今年の国内総生産 (GDP)統計に売春や違法薬物販売を算入する。慢性的な低迷に見舞 われる同国経済や、財政赤字削減の目標達成に取り組むレンツィ首相に は「追い風」となりそうだ。

イタリア国家統計局は22日、違法薬物や売春、密輸が2014年の GDP統計に加味されると発表。この変更を反映して以前の年の数値が 調整されることを明らかにした。欧州連合(EU)規則の順守が修正の 理由だとした。

レンツィ首相(39)は、今年の財政赤字をGDP比2.6%に圧縮す ると表明している。従来算入されていなかった地下経済の一部が加味さ れてGDPが押し上げられれば、首相の目標達成は容易になる。

ローマのルイス大学のジュゼッペ・ディ・タラント教授(金融史) は「効果は定量化しにくいが、GDPにプラスの影響があることは明ら かだ」と分析。レンツィ首相は今年、赤字上限を突破することなく「歳 出の余地が広がる」と指摘した。

財務省の報道官は新制度についてコメントを控えた。

原題:Cocaine Sales to Boost Italian GDP in Boon for Renzi’s Budget(抜粋)

--取材協力:Giovanni Salzano.

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