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「究極の問い」で朝迎えるフィリピン大統領-インタビュー

フィリピンのアキノ大統領は毎朝、 答えの出ない問いを抱えながら目覚める。「中国が一体何を得たのかを 問わずに起きる日はほとんどない」。

アキノ大統領は22日、マニラでブルームバーグテレビジョンとのイ ンタビューに応じ、フィリピンやベトナムといった国々と争ってまで中 国が南シナ海における領有権の主張を押し通すのはなぜなのかというの は「究極の問い」だと述べた。

中国は東南アジアとの経済関係を深めたいと明言、地域におけるパ ートナーと見なされている。その中国の南シナ海における行動は、アキ ノ大統領を困惑させる。「隣国とのこうした対立が、自国経済の改善を 追い求める中で何の役に立つというのだろう。こうした緊張の全てが必 然的に貿易や観光業など他の多くの面で影響を与えている」と語った。

アキノ大統領の発言は、領有権をめぐって中国に反発するフィリピ ンなど東南アジア諸国が直面する難しさを浮き彫りにしている。中国は 東南アジア諸国連合(ASEAN)にとって最大の貿易相手国で、フィ リピンのドミンゴ貿易産業相はブルームバーグテレビジョンとのインタ ビューで、中国との往復貿易は年10-20%のペースで拡大する可能性が あると話した。

ベトナムのズン首相は今週マニラを訪れた。同国のダム副首相は、 東シナ海の尖閣諸島をめぐり中国と対立している日本を訪問。アキノ大 統領は、ズン首相が中国に対し何らかの法的措置を講じるかどうかを近 く判断すると協議で述べたことを明らかにした。

--取材協力:Isabel Reynolds、Norman P. Aquino、Haslinda Amin.

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