米にぬれ手で粟の略奪融資、年利125%-新たなサブプライム

米国の住宅市場が崩壊する数カ月前 にドイツ銀行にモーゲージ会社を売却して財を成したダグ・ネイダス氏 は、信用履歴の芳しくない企業オーナー向けの融資で利益を得る新たな 手段を見いだした。

元社員や顧客20人余りの証言によれば、ニューヨークのタイムズス クエア近くのオフィスで、ジョーダン・ベルフォート氏が関与したテレ マーケティング詐欺の経験者からノウハウを学んだ人々が、全国のトラ ック運送業者や工事請け負い業者、花屋の経営者に電話し、年利最 大125%の融資の勧誘を行っている。

新たなサブプライム(信用力の低い個人向け)融資ビジネスに乗り 出したのは、ネイダス氏だけではない。ぬれ手で粟の利益を得る手段を 求める元株式セールスマンやモーゲージブローカーも、連邦当局の消費 者保護の対象とならないこの種のローンの勧誘に動いている。ゴールド マン・サックス・グループとグーグルも高利のサブプライム事業融資を 行う業者に資金を提供しているという。

貧困層の支援活動を行う金融機関のグループ、「オポチュニティ ー・ファイナンス・ネットワーク」の責任者、マーク・ピンスキー氏は 「これは新たな略奪的融資だ。弱者を食い物にする人々は、住宅ローン 市場でそうしたようにますます強引な融資の勧誘を行っている」と話 す。

ビジネス・ファイナンシャル・サービシズのマーク・グレーザー最 高経営責任者(CEO)が競合他社の調査に基づいて推定したところで は、「オルタナティブ」と呼ばれるサブプライム事業融資は年間30億ド ル(約3050億円)を上回り、中小企業局の保証付き融資の倍の規模に膨 らんでいる。

原題:Wall Street Finds New Subprime With Brokers Pitching 125% Loans(抜粋)

--取材協力:Jody Shenn、Patrick Clark.

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