欧州議会選:オランダの反EU派が予想外の敗北-出口調査

オランダで22日行われた欧州議会選 の投票では、反欧州連合(EU)を掲げるウィルダース党首率いる自由 党が同国NOSテレビの出口調査で4位にとどまり、選挙前の予想に比 べて低調な結果となる見通しだ。

NOSの22日夜の報道によれば、親EU政党の民主66が得票 率15.6%で首位、2位はキリスト教民主勢力の15.2%。世論調査会社I psosがオランダ全国で有権者4万人を対象に実施した出口調査によ れば、自由党の得票率は12.2%だった。3党ともルッテ首相率いる連立 与党に対し、野党の立場だ。

公式結果は2日以内に発表されるが、出口調査に沿った得票率が確 認されれば、新たに招集される欧州議会での自由党の議席数は3にとど まり、5年前の前回選挙で獲得した議席から2つ減る。EUに加盟す る28カ国のうち多くの国ではソブリン債危機の混乱の影響で反EU感情 が高まっており、その流れに乗って得票率1位を目指していたウィルダ ース氏の自由党は、投票前の世論調査では悪くても2位に入ると見込ま れていた。

アムステルダム大学のザラ・デラン准教授(政治学)は電話取材に 対し、投票率が約35%にとどまったことを指摘し、「低い投票率が主に 影響した」と分析。「自由党や社会党は支持者をうまく結集できなかっ た。今回の選挙で親欧州勢力が勝利したとは言えない」と述べた。

--取材協力:Fred Pals.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE