【個別銘柄】不動産や武田薬上昇、ソニー軟調、資生堂も安い

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きょうの日本株市場で、株価変動材 料のあった銘柄の終値は次の通り。

不動産株:野村証券は22日、「強気」のセクター判断を継続。不動 産経済研究所が22日に発表した4月実施の投資家調査で、新規投資への 変わらない積極的スタンスが確認され、優良物件が少ない中でオフィス や賃貸住宅などほぼ全てのアセットで10-20ベーシスポイントのキャッ プレートの低下が見られたと指摘した。投資判断「買い」を継続した三 井不動産(8801)が前日比1.7%高の3287円、三菱地所(8802)が3% 高の2477円、NTT都市開発(8933)が6.2%高の946円など。三菱 UFJモルガン・スタンレー証券も、東京一等地での不動産キャップレ ートの低下、不動産価格回復を示す取引が続いている状況に言及した。

武田薬品工業(4502):1.6%高の4594円。米ネバダ州ラスベガス の州裁判所陪審は22日、同社の糖尿病治療薬「アクトス」をめぐる損害 賠償訴訟で、アクトスを使用した女性2人がぼうこうがんになったのは 同薬が原因ではない、とする武田薬側の主張を認めた。賠償負担リスク が後退したと見られた。

ソニー(6758):0.8%安の1632円。22日の経営方針説明会で、2015 年3月期にテレビ事業を11期ぶりに黒字転換させるなどとし、来期の連 結営業利益は4000億円規模を狙う方針を示した。今期の営業利益計画 は1400億円。平井一夫社長は、「テレビ事業は分社化により固定費削減 を徹底し、14年度に黒字化できる」と発言したが、ドイツ証券では印象 はかなりネガティブと指摘。説明、質疑応答を通じ同社に対する見方が 変わるような新情報、見解、戦略が全く示されなかったとした。同証で は、少人数の持ち株会社を置くなど極端な組織改革を行い、無駄を極限 まで削った体制が必要としている。

資生堂(4911):2.2%安の1670円。三菱UFJモルガン・スタン レー証券は22日、投資判断を「中立」から「アンダーパフォーム」、目 標株価を1670円から1400円に下げた。国内ブランド「エリクシール」の 刷新などは下期に開始見込みで、上期苦戦を想定。改革効果の業績貢献 よりコスト負担の増加が先行するとし、同証による15年3月期の営業利 益予想を451億円から会社計画と同じ420億円に修正した。

博報堂DYホールディングス(2433):3.1%高の956円。SMBC 日興証券は22日、目標株価を840円から1100円に上げた。広告需要の拡 大や原価率改善の取り組みなどで最高益更新が続くと想定、同証によ る15年3月期の連結営業利益予想を315億円から360億円(会社計画355 億円)、来期323億円から386億円に見直した。

ダイフク(6383):3.2%高の1332円。野村証券は22日、目標株価 を1090円から1600円に上げた。マテハン機器の流通業での採用拡大、海 外拡販などを背景に4カ年中期経営計画の中間目標(15年3月期)の売 上高2500億円、営業利益5%を上回って推移し、今後も自力成長が見込 まれると評価する。投資判断は「買い」を継続。

住友精密工業(6355):7.8%高の388円。川崎重工業(7012)や提 携先の英ベンチャー、住友商事とカザフスタンで、油田から出るガスを 低コストで軽油にする専用設備を建設すると23日付の日本経済新聞朝刊 が報道。総事業費は数百億円で、今後の収益貢献観測が広がった。

JXホールディングス(5020):1.7%高の532円。16年3月期まで に、不動産の売却などで最大2000億円の資産を圧縮すると23日付の日本 経済新聞朝刊が報道。売却資産は有利子負債の返済に充てるもようで、 財務体質を改善を進めるという。

楽天(4755):3.3%高の1216円。マッコーリーキャピタル証券 は22日、投資判断を「アンダーパフォーム」から「中立」に上げた。

パラマウントベッドホールディングス(7817):2.9%高の3225円。 発行済み株式総数の4.87%に当たる150万100株を上限に、1株当た り2900円で自社株の公開買い付け(TOB)を実施すると22日に発表。 TOB期間は23日から6月19日まで、取得額上限は約44億円で、当面の 需給好転が見込まれた。

椿本チエイン(6371):2.5%高の766円。岩井コスモ証券は新規に 投資判断を「アウトパフォーム」、目標株価を900円に設定した。15年 3月期も自動車産業向けの拡販が業績をけん引するとみており、連結営 業利益で前期比7%増の186億円とする会社計画は慎重と指摘。同証で は195億円と予想した。

富士エレクトロニクス(9883):3.2%高の1243円。マクニカ (7631)と15年4月1日付で共同持ち株会社を設立、経営統合を目指す ことで合意したと22日に発表。統合の目的を独立系半導体商社として取 扱商品、顧客基盤の拡大による成長力の強化などとしており、今後のシ ナジー効果を見込む買いが入った。

タカショー(7590):2.9%安の472円。2-4月期(第1四半期) の連結営業利益は前年同期比0.4%減の3億900万円だった、と22日に発 表。人工強化竹垣などプロユース部門、新商品投入があった海外の堅調 などで売上高は8.6%伸びたが、販売・一般管理費の増加が響いた。

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