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米国株:続伸、製造業活動の加速で-小売株や小型株に買い

米株式相場は続伸。S&P500種株 価指数は最高値に近づいた。製造業活動の加速を示す指標を受け、世界 経済全体への信頼感が強まった。小型株も高い。

ベスト・バイとウィリアムズ・ソノマが小売株の上げをけん引し た。4月の中古住宅販売件数が増加したことを背景に、住宅建設株指数 は上昇。一方、第2四半期の売上高が市場予想を下回ったヒューレッ ト・パッカード(HP)は2.3%下落した。

S&P500種株価指数は前日比0.2%高の1892.49で終了。先週更新 した最高値の1897.45にあと2ポイント未満に迫る場面もあった。ダウ 工業株30種平均は10.02ドル(0.1%)上げて16543.08ドルで終えた。小 型株で構成するラッセル2000指数は0.9%上昇。

アンフィールド・キャピタル・マネジメントの創業者、デービッ ド・ヤング最高経営責任者(CEO)は「米経済はひどくゆっくりした 漸進的な上昇トレンドにある」と指摘。「投資先を求める流動性が大量 にあることを絶対に織り込むべきだ。その結果、『5月に売れ』は間違 いになっている。ほかに投資先があるだろうか」と述べた。

ベスポーク・インベストメント・グループのデータによると、米国 株は8年ぶりの狭いレンジでの取引となっている。同社がこの日発表し たリポートでは、S&P500種の過去3カ月の日中高値と安値の差は 5%未満となっている。

米中の製造業

マークイット・エコノミクスが発表した5月の米製造業景気指数 は56.2と、前月の55.4から上昇。3カ月ぶりの高水準となった。同指数 は50を上回ると、製造業活動の加速を示す。中国製造業購買担当者指数 (PMI)速報値は5カ月ぶりの高水準だった。

4月の米中古住宅販売は今年初の増加となった。先週の米新規失業 保険申請件数は前週比で予想以上に増加した。

S&P500種のセクター別では10業種のうち8業種が上昇。ヘルス ケア株と公益事業株の上げが目立った。小売株も高い。

ベスト・バイは3.4%上昇。2-4月(第1四半期)決算では利益 が予想を上回った。

ウィリアムズ・ソノマは8.2%上昇し、68.93ドルと上場来高値を更 新した。通期の1株利益見通しを最大3.17ドルと予想した。従来は最 大3.15ドルだった。

年初来では選択的消費株が3.6%安と、10セクター中で最も成績が 悪い。昨年は41%高と、けん引役になっていた。

HP、ヘス

HPはこの日2.3%下落。売上高は273億ドルと、アナリスト予想 の274億ドルを下回った。同社は既に発表している3万4000人の削減に 加え、1万1000-1万6000人を削減する方針を示した。

ヘスは1.1%高。マラソン・ペトロリアムはへスのガソリンスタン ドと小売事業を総額28億7000万ドル(約2900億円)で買収することで合 意した。これによりマラソンの事業展開は現在の9州から23州に拡大す る。

原題:U.S. Stocks Rise on Factory Data as Retailers, Small-Caps Rally(抜粋)

--取材協力:Inyoung Hwang.

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