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5月22日の米国マーケットサマリー:株は続伸、円は下落

ニューヨークの為替・株式・債 券・商品相場は次の通り。(表はNY午後4時現在)

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.3653   1.3687
ドル/円            101.74   101.37
ユーロ/円          138.92   138.74


株                 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率
ダウ工業株30種       16,543.08     +10.02     +.1%
S&P500種           1,892.49      +4.46     +.2%
ナスダック総合指数    4,154.34     +22.80     +.6%


債券          直近利回り 前営業日比
米国債2年物      .34%        +.00
米国債10年物     2.55%       +.02
米国債30年物     3.42%       +.01


商品 (中心限月)                     終値   前営業日比 変化率
COMEX金     (ドル/オンス)  1,295.20    +6.90     +.54%
原油先物         (ドル/バレル)  103.82      -.25     -.24%

◎NY外国為替市場

22日のニューヨーク外為市場では、ユーロが約3カ月ぶりの安値に 下落。欧州の金融当局者が追加緩和に前向きな姿勢を示唆した。今週実 施される欧州議会選挙では現体制に批判的な政党が勢力拡大を目指して いる。

円は2週間ぶりの大幅安。中国製造業の見通し改善を示唆する統計 が発表され、安全資産として円の需要が後退した。ドルは対円で節目と なる水準から値を戻した。4月の米中古住宅販売の増加が影響した。タ イ・バーツは下落。同国軍部が戒厳令発令から2日後、クーデターを起 こした。

ユーロは下落。ドイツ連邦銀行のバイトマン総裁はフランクフルト での行事に出席し、非伝統的な金融政策が検討されるだろうと述べた。

みずほ銀行のストラテジスト、シレーン・ハラーリ氏(ニューヨー ク在勤)は「欧州中央銀行(ECB)が6月に積極的な金融政策を打ち 出すとの見方が強まっており、ユーロは下落している」と述べた。 ECB当局者の発言は8日のドラギ総裁の発言に沿った内容となってお り、「市場の見通しを裏付けている」と続けた。

ニューヨーク時間午後3時30分現在、ユーロは対ドルで0.2%下げ て1ユーロ=1.3654ドル。前日には一時1.3635ドルと、2月13日以来の 安値に下げた。円は対ドルで前日比0.4%安の1ドル=101円80銭と、5 月2日以来の大幅安。円は対ユーロで0.2%安の1ユーロ=139円01銭。

◎米国株式市場

米株式相場は続伸。S&P500種株価指数は最高値に近づいた。製 造業活動の加速を示す指標を受け、世界経済全体への信頼感が強まっ た。小型株も高い。

ベスト・バイとウィリアムズ・ソノマが小売株の上げをけん引し た。4月の中古住宅販売件数が増加したことを背景に、住宅建設株指数 は上昇。一方、第2四半期の売上高が市場予想を下回ったヒューレッ ト・パッカード(HP)は2.3%下落した。

ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株価指 数は前日比0.2%高の1892.50で終了。ダウ工業株30種平均は10.02ドル (0.1%)上げて16543.08ドルで終えた。小型株で構成するラッセ ル2000指数は0.9%上昇。

アンフィールド・キャピタル・マネジメントの創業者、デービッ ド・ヤング最高経営責任者(CEO)は「米経済はひどくゆっくりした 漸進的な上昇トレンドにある」と指摘。「投資先を求める流動性が大量 にあることを絶対に織り込むべきだ。その結果、『5月に売れ』は間違 いになっている。ほかに投資先があるだろうか」と述べた。

◎米国債市場

米国債市場では、インフレ連動債(TIPS)のパフォーマンスが 普通国債を上回っている。物価上昇リスクに備えてヘッジを求める動き が広がった。

この日実施された10年物TIPS入札では、投資家の需要がここ2 年で最高となった。海外の中央銀行を含む間接入札者の落札比率は過去 最大。需要の急増を受け、通常の米国債との利回り格差の拡大幅は過去 1カ月で最大となった。10年物TIPS入札での最高落札利回り は0.339%。

BNPパリバの金利ストラテジスト、アーロン・コーリ氏(ニュー ヨーク在勤)は「インフレは反転してきたとの見方がゆっくりと広がっ ているが、今回の入札はそのことを雄弁に物語っている」とし、「実質 利回りの低さを考えれば、力強さは意外だった」と続けた。

通常の10年債と同年限のTIPSとの利回り格差(ブレークイーブ ンレート)は2.22ポイント。一時2.17ポイントを付けた。5ベーシスポ イント(bp、1bp=0.01%)の拡大幅は、4月17日以降で最大。過 去10年間の平均は2.21ポイント。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間 午後2時20分現在、通常の10年債の利回りは前日比3bp上げ て2.56%。一時2.57%と、14日以来の水準に上昇した。

◎NY金先物市場

ニューヨーク金先物相場は反発。米新規失業保険申請件数が予想以 上に増加したことを背景に、質への逃避として金買いが膨らんだ。先週 の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は32万6000件と、前週から2 万8000件増加した。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト 予想の中央値は31万件だった。

エバーバンク・ウェルス・マネジメントのシニアマーケットストラ テジスト、クリス・ギャフニー氏(セントルイス在勤)は電話インタビ ューで「本日発表の統計は労働市場が悪戦苦闘中で、利上げは遥か遠く に離れている可能性を示唆している」と指摘。「安全逃避目的の買いが 入った」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物8 月限は前日比0.5%高の1オンス=1295.20ドルで終了。中心限月として は14日以来の大幅上昇となった。

◎NY原油先物市場

ニューヨーク原油相場は1カ月ぶり高値から下落。米失業保険申請 件数が予想以上に増加したことが嫌気された。米労働省によると、先週 の失業保険申請件数(季節調整済み)は32万6000件と、前週から2 万8000件増加した。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト 予想の中央値は31万件だった。

トラディション・エナジー(コネティカット州スタンフォード)の アナリスト兼ブローカー、ジーン・マクギリアン氏は「前日までの上昇 は若干行き過ぎだったようだ。良い内容の経済指標が続かない限り、上 値抵抗線は一段と強力になっていくだろう」と指摘。「再び大幅な在庫 減が示されなくても相場は十分な上昇の勢いを得られるだろうか。私は 確信できない」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・イ ンターミディエート(WTI)7月限は前日比33セント(0.3%)安の 1バレル=103.74ドル。前日は104.07ドルと、1カ月ぶり高値だった。

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