ユーロ圏:5月サービス業活動は急拡大、製造業補う-回復支援

ユーロ圏の5月のサービス業活動は 急拡大した。これが製造業の鈍化を補い、域内景気が回復の勢いを保つ のに寄与した。

英マークイット・エコノミクスが22日発表した5月のユーロ圏総合 景気指数(速報値)は53.9と、前月の54.0からほぼ変わらずで、ブルー ムバーグがまとめたエコノミスト予想中央値と一致した。同指数は50が 活動拡大・縮小の分かれ目。指数を構成するサービス業景気指数は約3 年ぶりの高水準に達した一方、製造業景気指数は予想以上に悪化した。

マークイットは4-6月(第2四半期)の域内成長率が0.5%に加 速する可能性があると予想。これは2011年1-3月(第1四半期)以来 の高成長となる。

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は景気回復を支援するため、 6月の政策決定会合で緩和拡大に動く可能性がある。この日発表の景気 指数は成長継続を示しているものの、フランスやイタリアなどは苦戦し ており、景気拡大見通しは主にユーロ圏最大の経済大国ドイツによると ころが大きい。

INGグループ(アムステルダム)のシニアエコノミスト、マルテ ィン・ファンフリート氏は「ユーロ圏の回復ペースに関して今回の指標 から過度に強い結論を導き出すことには、多少慎重となる必要がある」 と指摘。「低インフレの状況に加え、域内の景気回復持続はまだ確かで ないことから、6月のECB追加緩和はほぼ確実なようだ」と語った。

ブルームバーグのエコノミストを対象にした月次調査によれば、 ECBは6月5日の定例政策委員会で追加刺激策を決定すると回答者 の90%が予想。可能性がある措置にはマイナス預金金利や流動性の供 給、資産購入が含まれる。現在の主要政策金利は0.25%、預金金利はゼ ロ%。

マークイットによれば、5月のユーロ圏サービス業景気指数は53.5 と、前月の53.1を上回った。エコノミスト予想では53.0への低下が見込 まれていた。製造業景気指数は52.5と、前月の53.4から低下した。

原題:Euro-Area Services Surge Aids Revival as Manufacturing Cools (2) (抜粋) Eurozone May Flash Services PMI: Summary (抜粋) Eurozone May Flash Manufacturing PMI: Summary(抜粋)

--取材協力:Mark Evans、Harumi Ichikura、Kristian Siedenburg.

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