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仏BNP、5000億円超の罰金と一部事業禁止の恐れ-株価下落

フランスの銀行BNPパリバは、米 当局によって50億ドル(約5070億円)超の罰金を科されるとともに一部 の事業を禁止される可能性がある。

事情に詳しい関係者1人によれば、米国の監督および検察当局は現 在、BNPに対し50億ドル超の支払いと米国の制裁対象国との違法取引 についての有罪答弁を求めようとしている。罰金の額は先週には35億ド ルとみられていた。さらに米国から国外、米国外から米国への送金を一 時的に禁止するニューヨーク州金融サービス局のベンジャミン・ロース キー局長の提案が検討されている。

スイスの銀行クレディ・スイス・グループは今週先に、米国民の脱 税をほう助したことについて銀行部門の有罪を認めたが、業務停止のよ うな罰則を受けることはなかった。クレディ・スイスの有罪答弁の後に 同行株価は上昇した。BNP株は21日のパリ市場で一時3.1%安となっ た。

メディオバンカ(ロンドン)のアナリスト、アラン・ティボゾ氏は 「リスクは罰金だけではなく、米国で一部事業を行う権利を失う恐れが ある」と指摘。その場合「収益力に影響が出るだろう」と付け加えた。

罰金が70億ドルを超えた場合、BNPの配当支払いに支障を来した り10%超の自己資本比率を維持できなくなる可能性があるとも同氏は指 摘した。

関係者が匿名を条件に述べたところによると、当局はBNPに対す る業務停止の罰則をどの程度厳しくするかは決定していない。サービス 提供のために他の銀行への支払いを禁止されれば、一部顧客を失う恐れ がある。

顧客のための送金業務は銀行にとって大きな収入源ではないもの の、世界で事業を展開する顧客にとっては不可欠のサービスだ。これが 行えないことで顧客を失うことは財務面のより大きな負担になるだろう と、キーフ・ブリュイエット・アンド・ウッズの調査責任者、フレデリ ック・キャノン氏は話している。

BNP株は1.3%安の51ユーロと、昨年10月8日以来の安値で終了 した。。

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