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米国株:反発、ハト派的なFOMC議事録を好感

米株式相場は反発。S&P500種株 価指数は前日の下落分を埋めた。米連邦公開市場委員会(FOMC)の 議事録を背景に買いが膨らんだ。議事録によると、金融当局者らは刺激 策を続けてもインフレ率の大幅上昇を招くリスクはないとの認識を示し た。ティファニーも高い。

利益が予想を上回ったティファニーは9.2%上昇し、小売株をけん 引した。ネットフリックスは5.1%高。欧州でのオンライン映像配信サ ービス拡大を発表した。原油相場の上昇を背景にエクソンモービルやシ ェブロンも高い。

S&P500種株価指数は前日比0.8%高の1888.03で終了。ダウ工業 株30種平均は158.75ドル(1%)上げて16533.06ドルで終えた。小型株 からなるラッセル2000指数は0.5%上昇、ナスダック100指数は4月3日 以来の高値となった。

ウェルズ・ファーゴ・プライベート・バンクの地域最高投資責任者 (CIO)、ダレル・クロンク氏は「FOMC議事録に大きな驚きはな かった。これまでと同じような内容で、ハト派的だ。米国株は上昇する と引き続き考えている。ファンダメンタルズは良好だ」と語った。

4月29-30日開催のFOMC議事録によれば、政策金利の予想され る道筋についてのガイダンスを改善する必要性についても議論がなされ た。参加者は出口戦略について、「早い段階でコミュニケーション」を 行えば、「金融政策の透明性と信頼性を高められる」との考えで一致し た。

決算

ブルームバーグがまとめたデータによれば、これまでに決算を発表 したS&P500種の構成銘柄のうち75%で利益が予想を上回り、売上高 が予想を上回ったのは53%となっている。

S&P500種のセクター別では全10業種が上昇した。選択的消費株 とエネルギー株の上げが目立った。

S&P500種の小売株指数は1.2%上昇。前日はステープルなどの予 想を下回る決算を嫌気して1%下げていた。

ティファニーの2-4月(第1四半期)決算は、利益がアナリスト 予想を上回った。値上げによる売り上げ増が寄与した。同社はまた、通 期予想を上方修正した。

ネットフリックスは5.1%高の390.60ドルと、2カ月ぶりの高値と なった。4月28日に付けた6カ月ぶり安値からは24%戻している。発表 によると、同社はドイツやフランスに参入する。すでに英国やアイルラ ンドには展開している。

インターネット株

ダウ・ジョーンズ・インターネット総合指数は1.2%上昇。フェイ スブックは3.3%高となり、トリップアドバイザーやリンクドインも高 い。

エクソンとシェブロンは共に1.4%上昇し、エネルギー株をけん引 した。ニューヨーク原油先物相場は1カ月ぶり高値に上昇。政府発表の 先週の統計では在庫が減少し、輸入は17年ぶり低水準となったことが示 された。

原題:U.S. Stocks Gain as Fed Sees No Inflation Risk, Tiffany Rallies(抜粋)

--取材協力:Sofia Horta e Costa、Jeff Kearns、Craig Torres.

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