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英中銀議事録:利上げに前向き議論強まるも全会一致で政策維持

イングランド銀行(英中央銀行)は 今月7、8両日の金融政策委員会(MPC)で、金融政策の現状維持を 全会一致で決めた。ただし景気回復が進み住宅市場などでの不均衡リス クは高まっており、一部メンバーの間で利上げに前向きな議論が強まっ ている様子も議事録で明らかになった。

21日公表された議事録によると、MPCは政策金利を過去最低 の0.5%に据え置くことを9対0で決めた。資産購入枠を3750億ポンド (約64兆円)で維持することもメンバー9人全員が支持した。

フォワードガイダンス(時間軸政策)が新たな局面に入ってから初 めて開催された同MPCでは、一部メンバーにとって政策決定が「より 均衡のとれた」ものになりつつあるとの認識が示されたが、利上げ開始 の前には「スラック(たるみ)縮小の兆候がもっと」必要という点で全 員が一致した。

カーニー総裁が指揮する低金利政策の下、スラックは利上げ開始を 検討する上で重要な目安となっているが、この度合いをめぐりMPCメ ンバーの意見は分かれている。同総裁が導入したガイダンスでは当初、 この目安は失業率だったが、想定以上に速いペースで低下したためガイ ダンス修正となった。

議事録によれば、MPCは利上げが始まっても政策金利引き上げは 段階的としたほか、金利もしばらく過去の平均を下回る水準にとどまる 公算が大きいとの認識を示した。また、特に住宅市場で不均衡リスクが あると指摘した上で、こうした脅威に対しては同中銀の金融行政委員会 (FPC)がまず対応すると説明した。

原題:BOE Says Rate Argument Becoming ‘More Balanced’ for Some MPC (1)(抜粋)

--取材協力:Harumi Ichikura、Mark Evans.

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