コンテンツにスキップする

きょうの国内市況(5月21日):株式、債券、為替市場

国内市況の指標はここをクリックしてご覧 下さい。

●日本株は反落、円高警戒で輸出や金融、不動産安い-割安感が下支え

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

東京株式相場は反落。為替の円高進行への警戒感が根強く、機械や 輸送用機器など輸出関連株が下げ、銀行やその他金融、保険といった金 融株、不動産株も売られた。日本銀行はこの日開いた金融政策決定会合 で、量的・質的緩和策の現状維持を決め、景気判断も据え置いた。

TOPIXの終値は前日比3.33ポイント(0.3%)安の1150.05、日 経平均株価は33円8銭(0.2%)安の1万4042円17銭。

クレディ・スイスの豪プライベートバンキング・ウエルスマネジメ ント部門のチーフインベストメントストラテジスト、デビッド・マクド ナルド氏は「日銀は今のまま様子見で良い、と思っているのだろう。も っと積極的になってほしい。ことし中に何か行動を起こすことをまだ期 待している」と言う。

東証1部33業種は不動産、非鉄、その他金融、機械、保険、輸送用 機器、鉄鋼、銀行、小売、卸売、パルプ・紙など21業種が下落。鉱業や 石油・石炭製品、情報・通信、陸運など12業種は高い。売買代金上位で はみずほフィナンシャルグループ、マツダ、三菱地所、東芝、三井不動 産、村田製作所などが下落。米キャタピラーの2-4月の機械世界販売 の減少が響いたコマツも売られた。半面、大平洋金属、カカクコム、ジ ャパンディスプレイ、日本航空が高く、SMBC日興証券が投資判断を 上げた石油資源開発は急伸した。

東証1部の売買高は17億9577万株、売買代金は1兆5681億円。値上 がり銘柄数は672、値下がりは983。

●債券先物は続落、高値警戒や株価下げ幅縮小で-超長期債は買い優勢

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

債券先物相場は小幅続落。前日の米国債相場が上昇した流れを引き 継いで買いが先行した後、高値警戒感に加えて、国内株価の下げ幅縮小 などを背景に売りが優勢に転じた。

長期国債先物市場で中心限月の6月物は、前日比5銭高の145円29 銭で始まった。直後から水準を切り下げ、一時は145円20銭まで下落し た。午後に入ると再びプラスに転じ、3銭高まで上昇。その後は株価の 下げ渋りを背景にマイナス圏で推移し、結局は2銭安の145円22銭で引 けた。

ドイツ証券の山下周チーフ金利ストラテジストは、「米国金利はド ル金利先物に買い戻しが強まり、短いゾーンを中心に低下した。ただ、 日本の10年債利回り0.6%割れや20年債利回りの1.4%台を買い進むには 追加的な材料が必要で、1ドル=100円割れの円高で日銀のインフレ見 通しの実現が困難になるような状況だろう」と話した。

現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の333回債利回 りは前日比0.5ベーシスポイント(bp)低い0.585%で始まり、その後は横 ばいの0.59%で推移した。5年物の117回債利回りは横ばいの0.185%。

超長期債は買いが優勢。20年物の148回債利回りは1bp低い1.445% と新発債としては3月11日以来の低水準に達した。30年物の42回債利回 りは0.5bp低い1.685%と3営業日ぶりの低水準。超長期ゾーンの堅調さ を反映して超長期国債先物の6月物は続伸し、前日比25銭高の200円45 銭で終えた。

日本銀行は21日の金融政策決定会合で、政策方針の現状維持を全員 一致で決定した。マネタリーベースが年約60兆-70兆円に相当するペー スで増えるよう金融市場調節を行う方針を据え置いた。ブルームバー グ・ニュースの調査では全員が現状維持を予想していた。

●円全面高、対ドルで2月以来の高値付近-黒田総裁会見に注目

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

東京外国為替市場では円が主要16通貨に対して全面高となり、対ド ルでは週初に付けた2月以来の高値近辺で推移している。日本銀行はこ の日の金融政策決定会合で政策の現状維持を決定し、市場の関心は黒田 東彦総裁の記者会見に移っている。

ドル・円相場は午後3時18分現在、1ドル=101円18銭付近。一時 は101円13銭と19日に付けた2月5日以来の円高値(101円10銭)に迫っ た。日銀の政策発表後には101円39銭まで円安方向に振れる場面もあっ た。ユーロ・円相場は同時刻現在、1ユーロ=138円66銭付近で取引さ れている。前日の海外市場では一時138円55銭と、2月7日以来の円高 値を付けていた。

みずほ証券の五十嵐聡シニアFXストラテジストは、黒田総裁の会 見が注目材料になっているとした上で、「引き続きインフレ目標達成に 強気の姿勢を示したりすると、結局、緩和はないのかみたいな見方にな る」と指摘。株式相場が下落する中で、「失望感から円高に振れる可能 性もある」とみる。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE