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英アストラゼネカ株主、ファイザー買収案拒否で意見分かれる

米ファイザーによる690億ポンド (約11兆7700億円)規模の買収提案を拒否した英製薬会社アストラゼネ カは、この決定について投資家から批判を浴びている。だが古くからの 株主であるニール・ウッドフォード氏と機関投資家のフィデリティ・ワ ールドワイド・インベストメントは支持を表明している。

アストラゼネカは独立を維持することでより良いリターンを株主に もたらすだろうと、ウッドフォード氏は語る。同氏は昨年まで資産運用 会社インベスコで英最大級の株式ファンドを運用し、現在は自身の投資 会社ウッドフォード・インベストメント・マネジメントを経営してい る。フィデリティは、ファイザーはアストラゼネカにとって「適切な提 携先」ではないと指摘した。

こうした意見はアストラゼネカの取締役会が批判を乗り切る上で助 けとなる可能性がある。一方、アクサ・インベストメント・マネジャー ズやシュローダー・インベストメント・マネジメントは、ファイザーと 交渉すべきだと主張している。ファイザーの買収案を拒否したことを受 け、アストラゼネカの株価は19日に11%下落。投資家の圧力で同社が方 針を変更し、交渉を始めるとの観測が強まった。ウッドフォード氏によ れば、合併を見込むトレーダーや合意を望む投資家が売りを出したとい う。

ウッドフォード氏は「アストラゼネカが独立を維持するとみられる ことに安堵(あんど)している」と述べ、「私が全面的に支持する長期 的な価値判断に基づき、取締役会がファイザーの提案に決然と抵抗した ことを称賛する」と語った。

20日のロンドン市場でアストラゼネカ株は前日比0.5%高の43.09ポ ンドで終了。ファイザーは1株当たり55ポンドの買収案は最終的なもの で、英国の法律の下ではこれ以上の増額はできないと説明している。

原題:AstraZeneca Gets Woodford Backing, Axa Criticism Over Pfizer Bid(抜粋)

--取材協力:Oliver Staley、Sarah Jones、Alexis Xydias、Trista Kelley.

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