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ストリッパー支払い利益相反でない-UBS元バンカーが接待

スイス最大の銀行UBSの元バンカ ーは20日、デリバティブ(金融派生商品)契約をめぐるロンドンでの裁 判で、現役当時の接待でドイツの水道事業会社に助言するコンサルタン トのためストリッパーに7100ドル(約72万円)を支払ったことについ て、UBSと水道会社の契約に対する利益相反は生じていないと主張し た。

UBSは水道事業会社コムナレ・バッセルベルケ・ライプチヒ (KWL)とのデリバティブ契約をめぐり、同社に約1億4000万ドルの 支払いを求めている。KWL側はこれに対し、UBSの元バンカー、ス ティーブン・ブレイシー氏とKWLのコンサルタントとの間には不適切 な関係があり、UBSとのスワップ契約は無効だと反論している。

ブレイシー氏はロンドンの高等法院で、この種の接待の費用を負担 することは、UBS在勤中によくあることではなかった説明。コンサル タントらがニューヨークを訪れるに当たり、彼らは知り合いのある弁護 士にショーの予約を頼んだが、「それがうまくいかず、私が費用を支払 った」と述べ、「彼らが顧客の代理人であることに関し、不適切とは考 えなかった」と証言した。

複雑な金融商品をめぐっては、投資が裏目に出て主に地方公共団体 や中小企業が損失を被るケースが相次ぎ、訴訟や監督当局による調査、 一部は刑事事件に発展している。

UBSは2006年と07年の債務担保証券(CDO)について、KWL のリスクを分散し、現金を生み出す狙いがあったとした上で、同社は債 務を履行する責任があると主張。UBSのロンドン在勤の広報担当ハ ナ・ダン氏は、20日の取材でコメントを避けた。

KWLのコンサルタントだったバリュー・パートナーズがUBSに 新たなビジネスをもたらしたとして、これに報いるようブレイシー氏が 銀行に求めた電子メールも、裁判で取り上げられた。ブレイシー氏は07 年の電子メールで、「バリュー・パートナーズはわれわれのスタッフの 別動隊だ」と説明したという。ブレイシー氏は、UBSがバリュー・パ ートナーズに金銭を支払ったことはないと反論している。

原題:Ex-UBS Banker Says Strippers Didn’t Cause Conflict in Swaps Deal(抜粋)

--取材協力:Andrea Gerlin.

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