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ホンダ:印二輪市場は成長鈍化、20年予想下振れも-シェア急伸

二輪車メーカー世界最大手のホンダ は、インドの二輪車市場規模の拡大ペースが想定を下回っており、2020 年までに従来見通しより30%以上少ない2000万台程度にとどまる可能性 もあるとみている。

二輪事業担当の青山真二取締役執行役員は20日の本社でのインタビ ューで、インド二輪車市場の成長ペースが「思ったよりスロー」で従来 約3000万台と見込んでいた20年の市場規模について「そこまでいかない という気はしている」と述べた。2000万台程度にとどまることも「十分 あると思う」と話した。一方、ホンダ販売は市場成長を上回って、ほぼ 想定通りに推移しており、生産能力や販売網を強化してこ入れを図る。

ホンダは11年に二輪車事業の現地企業との合弁ヒーローホンダの全 保有株式を売却。それ以来、インドでは単独で市場開拓を進めてきた。 販売網の拡充やスクーター、100cc程度の小排気量のバイクの商品ライ ンアップ強化を通じて急速に販売を伸ばしている。14年度の現地販売は 前年度比24%増の440万台を見込んでいる。13年度の現地市場は前年度 比7.3%増の1480万台だった。青山氏によると、ホンダ単独の市場シェ アは09年の約12%から今年1-3月には約26%と大幅に伸びている。

インド市場全体の成長鈍化について、青山氏はマクロ経済を分析す る立場にないと前置きした上で、貿易バランスなどとも関連する新興国 全体の傾向だと指摘。アジアや南米なども含めて「この1年ぐらい全体 的にスローになっている」と話した。将来の需要予測は現時点のもので あり、何かのきっかけで急激に回復する可能性もあるとした。

ホンダ二輪事業本部長だった当時の大山龍寛専務は昨年2月のイン タビューで、20年のインドの二輪総需要を3000万台と見込み、同年まで に現地販売台数で1000万台を目指すと話していた。青山氏は、現時点で の20年のホンダとしての販売台数目標についてはコメントを控えた。

青山氏によると、インドはインドネシアやアフリカなどの新興国と 並んで今後の二輪事業の成長を左右する重要市場。ホンダは2月、現地 二輪車第4工場の建設計画を発表。本格稼働は15年度下期の予定で、現 地の年産能力は現在の460万台から580万台に拡大する。販売店数も14年 度の3400から今後数年の間に競合のヒーローモトコープやバジャジ・オ ートに匹敵する5000程度へ拡大したいとの考えも明らかにした。

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