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クレディ・スイス、有罪答弁で投資家が事業戦略を懸念

クレディ・スイス・グループのブレ イディ・ドゥーガン最高経営責任者(CEO)は、米国人顧客の脱税ほ う助問題で米当局と合意し、この法律問題に終止符を打とうとした。だ が、同銀の資本や戦略に対する投資家の懸念は和らげられていない。

当局に26億ドルの罰金を支払うことによってクレディ・スイスの普 通株自己資本比率は、最新のバーゼル規制を基に算出すると3月末時点 の10%から9.3%に低下する。これはブルームバーグ・インダストリー ズが調査する大手投資銀行16行のうち最低だ。

クレディ・スイスは今年の資本比率を最低目標値である10%に引き 上げるため、不動産売却で約5億フランを調達し、リスク加重資産か ら140億フラン相当を圧縮することを計画している。

アナリストらはドゥーガンCEOの計画は十分な内容かどうか、疑 問視している。ドイツ銀行は今週、自己資本増強を目的とした株式発行 を発表、自己資本比率を9.5%から11.8%に引き上げる狙いだ。

クレディ・スイスのデービッド・マザーズ最高財務責任者 (CFO)は、計画中の措置は「有益」であり、株主利益を希薄するこ となく同行の財務力を改善するだろうと述べた。

同行にとって自己資本比率の引き上げは、富裕層向け事業部門の顧 客を獲得する上で重要となる。スイスの競合大手で富裕層の資産運用で 最大手のUBSの自己資本比率は3月末時点で13.2%だった。

原題:Credit Suisse Guilty Plea Stokes Investor Concern Over Strategy(抜粋)

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