欧州株:ほぼ変わらず、約6年ぶり高値付近-企業業績に注目

20日の欧州株式相場は前日からほぼ 変わらずで、指標のストックス欧州600指数は約6年ぶりの高値付近に とどまった。企業業績が注目された。

英携帯電話サービスのボーダフォン・グループは約1年2カ月ぶり 安値に下落。今年度の減益見通しが嫌気された。ドイツの不動産会社、 ドイチェ・アニントン・イモビリエンは5.6%安。同社株12.5%を投資 家らが手放したことが売り材料。

一方、クルーズ運営会社カーニバルは5カ月ぶりの大幅高。オース トラリアで保有船を増やす計画を発表したほか、同社の投資判断をモル ガン・スタンレーが引き上げたことが手掛かりとなった。独ユナイテッ ド・インターネットは2010年8月以降で最大の値上がり。四半期売上高 がアナリスト予想を上回った。

ストックス欧州600指数は前日比0.1%未満安の338.32で終了。08年 1月以来の高値を付けた今月13日の水準まで1.1%となっている。

クーツ(ロンドン)のグローバル株式戦略部門の責任者、ジェーム ズ・バターフィル氏は「センチメントは明らかに全体的に改善しつつあ るが、業績が実際に上向いているかやマクロ経済が引き続き軌道に乗っ ているかに大きく左右されている」と発言。「欧州株はもはや安くない が、相対的に依然として魅力的であるのは確かだ。先行指標は企業利益 率の改善継続を示唆しており、当社は欧州株をまだオーバーウエートの ままにしている」と付け加えた。

ブルームバーグのデータによると、ストックス600指数の株価収益 率(PER、予想収益ベース)は15.1倍。5年平均の12.5倍を上回って いる。アナリストの試算では、指数構成銘柄の今年の1株当たり利益は 平均8.6%増が見込まれている。1月時点では14%増の予想だった。

20日の西欧市場では18カ国中11カ国で主要株価指数が下落。仏 CAC40指数は0.4%、独DAX指数が0.2%それぞれ下げたほか、英 FTSE100指数は0.6%安となった。

原題:European Stocks Little Changed Amid Earnings as Vodafone Slides(抜粋)

--取材協力:Namitha Jagadeesh.

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