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損保3社:前期純利益25%増、大雪も市場環境改善-今期も増益へ

東京海上ホールディングスなど大手 損保3グループの2014年3月期の連結決算が出そろった。3社合計の純 利益は前の期に比べて25%増の3220億円となった。2月の大雪で保険金 支払いが膨らんだものの、その他の保険金支払いの減少、海外子会社が 好調だったことや、株高や円安など市場環境の改善に助けられた。今期 (15年3月期)純利益は前期比13%増の3630億円の見通しだ。

各社が20日、東証などで開示した。正味収入保険料は各社とも全種 目で増収となり、前期純利益は東京海上HDが前の期に比べて42%増 の1841億円、MS&ADインシュアランスグループホールディングスが 同12%増の935億円、NKSJホールディングスが同1.3%増の442億円 となった。

MS&ADの田中敏彦専務は前期業績について「国内外とも好調で 傘下損保2社とも全種目で増収となったほか、アジアや欧州、米国など でも大幅増収となった」と述べた。また「2月の大雪で保険金支払いが 増えたが、大雪以外での保険金や有価証券評価損が減った」という。

2月の大雪による保険金は東京海上HDが565億円、MS&AD が820億円、NKSJが730億円となった。東京海上HDの藤田裕一常務 は、損害額が膨らんだ理由について「通常、雪に備えている地域ではな かったため、関東地方などの工場で雪の重みに耐え得るような屋根にな っていなかった」と述べた。

今期純利益は、東京海上HDとMS&ADが引き続き増益を予想。 各社は消費増税の影響で修理費などがかさむとし、主力の自動車保険の 保険料を今期中に引き上げる方針だ。

1株あたりの年間配当金は東京海上HDが15円増配の70円(今期予 想75円)、MS&ADは2円増配の56円(同58円)となり、MS&AD とNKSJは100億円を上限に自己株取得を発表した。

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           前期           前期          今期予想
        純利益 (%)   正味収入保険料 (%)     純利益 (%)
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MSAD     935  (12)      28116  (6.5)         1000   (7)
東京海上    1841 (42)      28707 (12.2)         2300  (25)
NKSJ    442  (1.3)      22690 (10.0)      330  (-25)
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注)単位:億円
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