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クレディS有罪答弁、BNPモデルケースか-強いメッセージに

スイス銀行2位クレディ・スイス・ グループ傘下の銀行子会社クレディ・スイスに米国人の脱税ほう助で有 罪答弁を求めるに当たり、米司法省がひるむことはなかった。19日に発 表された同行への処罰は、検察当局が金融機関に弱腰だったという金融 危機以降の国民の批判を抑え、他の銀行に強いメッセージを送る狙いが 込められている。

今回の司法取引が、銀行を処罰する一方で、より広範な市場への影 響を抑制する適切なバランスを実現できれば、制裁対象国との取引禁止 違反容疑で捜査対象となっている仏銀BNPパリバなど、他の事案のモ デルケースになる可能性がある。

今回の有罪答弁の本格的な影響が直ちに実感されることはないだろ うが、初期の兆候を見る限り、クレディ・スイスの取引先が同行に背を 向けることはなさそうだ。ゴールドマン・サックス・グループのロイ ド・ブランクファイン最高経営責任者(CEO)は「誰かと縁を切るこ とは非常に重い決定になる、われわれがそれを軽々しく行うことはない だろう」と16日に発言した。

一方、クレディ・スイスの顧客であるニューヨーク・ライフ・イン シュアランス(運用資産額5000億ドル=約50兆7600億円余り)のジョ ン・キム最高投資責任者(CIO)はインタビューで、同行との関係を 見直す意向を示しており、一部の顧客からは異なる反応も予想される。

ジェンナー・アンド・ブロックのパートナーで元検事のニール・バ ロフスキー氏は「大き過ぎてつぶせない金融機関の破綻や他の影響を回 避しつつ、厳しい姿勢で臨んでいると受け止められることを司法省は望 んでいる。しかし、有罪答弁に付随する影響が極めて限定的なものにと どまり、ビジネスを行うための新たなコストにすぎないと見なされれ ば、ごくわずかな抑止効果しか持たないだろう」と話している。

原題:Credit Suisse Conviction Sends Warning to Banks Under Scrutiny(抜粋)

--取材協力:Neil A Weinberg、Craig Giammona、Zachary Tracer、Yalman Onaran、Dakin Campbell、David McLaughlin、Elena Logutenkova、Greg Farrell、Andrew Zajac、Max Abelson、Jeff Kearns.

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