ヘッジファンドは強気-力強さ戻ったレバレッジド融資市場

小口投資家がジャンク(投資不適 格)級の融資債権を手放す一方で、ウォール街のプロたちはこうした債 権への投資を増やし、借入資金を活用して買いを積み上げている。

スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)と業界団体ローン・シ ンジケーションズ・アンド・トレーディング・アソシエーション (LSTA)のデータによれば、レバレッジドローンのリターンは5月 にプラス0.58%と、1月以来の高水準。ウェルズ・ファーゴの15日付リ ポートによると、投資信託の投資家は5週連続で資金を引き揚げている が、リターンを押し上げるためレバレッジを活用しているヘッジファン ドや他の金融機関はおかまいなしだ。

バークレイズの信用ストラテジスト、ジェフリー・メリ、ブラッド リ・ロゴフ両氏は16日付のリポートで、「レバレッジド融資市場に力強 さが戻っている」と指摘。その一因として買い手がレバレッジの活用を 拡大していることを挙げた。「長期的には懸念材料だが、このトレンド が年内に落ち込むとはみていない」とコメントした。

5年に及ぶ好調が続く市場では、さらに利益を絞り出そうとする投 資家とそうした市場から抜け出そうとする投資家の我慢比べが展開され ている。

バークレイズの両氏によれば、プロの投資家はリスクの高い債務を 裏付けとするローン担保証券(CLO)の最上級格付け部分を買い入れ るため借入資金を利用。トータルリターンスワップなどのデリバティブ (金融派生商品)を通じ、融資のリターンを高めるためレバレッジを用 いている投資家もいるという。

原題:Mom and Pop Wager Against Hedge Funds in Junk-Rated Loan Market(抜粋)

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