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チリのブドウ園、ワイン課税引き上げ案に戦々恐々

フェルナンド・ゼンテノさんは、チ リのセントラルバレーで15年間にわたって続けてきたシャルドネとカベ ルネ・ソービニヨンのブドウ品種の栽培をやめることを検討している。 同国がワインへの課税を主要生産国で最も高い水準に引き上げることを 計画しているからだ。

「課税が引き上げられれば、ワイン向けブドウ栽培事業を続けるこ とはできなくなるだろう。チェリーなどもっと収益性の高い農作物に移 行した方がいい」。チリの首都サンティアゴの南方約207キロメートル に位置するクリコからの電話インタビューでゼンテノさんはそう語る。

チリは南米で最もアルコール消費量が多いことなどから、同国政府 は議会で審議される法案にアルコール飲料への課税改革案を含めた。業 界団体のワイン・オブ・チリによると、ワインの平均的なボトル1本に 課される税金は183ペソ(約34円)から294ペソに引き上げられる可能性 がある。

ワインへの課税は、チリが加盟している経済協力開発機構 (OECD)の主要輸出国であるフランスやイタリア、スペインではほ ぼゼロ。チリで提案されている課税はオーストラリアと同水準だが、豪 州の1人当たりの所得はチリの2倍以上となっている。

原題:Small Wine Producers Imperiled as Chile Squeezes Drinkers: Taxes(抜粋)

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