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ヤフー株が1年4カ月ぶり日中上昇率、Eアクセス買収中止

国内ポータルサイト最大手のヤフー 株が1年4カ月ぶりの日中上昇率を記録した。イー・アクセス株をソフ トバンクから取得する計画を中止したことを好感した。

株価は一時、前日比15%高の471円となり、昨年1月30日以来の日 中上昇率となった。ヤフー広報担当の安田真奈氏によると、3月の買収 発表後にソフトバンクと全社的な協議を行い、ヤフーがサービス、イ ー・アクセスがインフラに「特化する方が望ましい」という結論に達し た。

3月の発表当時、ヤフーの宮坂学社長は新たな事業の形態を「イン ターネットキャリア」と称して「ネットサービスが主で、音声が従」に なるとしていた。市場では自社でインフラを持つ正当な理由が見えない などとして、発表翌日の株価は5カ月ぶりの下落率となっていた。

SMBC日興証券アナリストの前田栄二氏は19日付メモで、買収中 止を「英断」と評価。「巨大な出資をせずとも同じソフトバンクグルー プとしてさまざまな協業は可能」と指摘し、投資判断を「中立」から 「アウトパフォーム」、目標株価を600円から610円に引き上げた。

ヤフー広報の安田氏によると、財務アドバイザーの三菱UFJモル ガン・スタンレー証券に支払う費用を含め、販売管理費として8億円を 計上する予定。内訳は明らかにしなかった。イー・アクセスとウィルコ ムが6月1日付で合併し、ワイモバイルと社名変更する予定に変更はな い。

3月の発表資料では、ヤフーは現金3240億円でソフトバンクから株 式を取得する予定だった。ヤフー、イー・アクセス、ウィルコムはすべ てソフトバンクのグループ会社で、ブルームバーグの集計データによる と、ソフトバンクはヤフー株の43%を保有している。

経営コンサルティング会社A.T.カーニーのパートナー、吉川尚宏 氏は、通信事業はインフラ事業のため重い投資が必要と指摘。買収中止 の理由について、投資に見合う収益が得られないとして「ヤフーの少数 株主から批判が出たのではないか」と話した。

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