コンテンツにスキップする

ロシア大統領が訪中、ガス供給合意目指す-中ロの立場逆転

ロシアのプーチン大統領は20日から 2日間の日程で中国を訪問する。スターリンと毛沢東の時代に当時のソ ビエト連邦からの支援に頼っていた中国はその後立場を逆転させ、現在 はロシアが中国の支えを必要としている。

プーチン大統領は価格の問題で10年余り棚上げされてきた天然ガス 輸出で合意を取り付けたい考えだ。19日の報道によれば、同大統領はこ の契約が「最終決定間近」となっていると中国メディアとのインタビュ ーで語った。

ウクライナ問題で国際的に孤立を深めるプーチン大統領には、中国 との関係を強化する狙いもある。中国はロシアの最大の輸出相手国であ り、昨年の往復貿易高は940億ドル(約9兆5400億円)と、10年前の7 倍となった。さらに対ロシア制裁の強化でロシア経済のリセッション (景気後退)入りが懸念されており、ロシアにとって対中貿易の重要性 は一段と増している。

カーネギー・モスクワ・センターのディレクター、ドミトリー・ト レーニン氏は電子メールで、「ロシアは米欧との関係悪化に伴い、中国 とのつながりを深めることが必要になろう」と指摘。「ロシアではなく 中国の立場が上になる」と分析した。

ロシアの訪中団には国営ガス会社ガスプロムや国営石油会社ロスネ フチの経営首脳も参加。欧州向け天然ガス供給量の20%に相当する年38 0億立方メートルを30年間にわたり供給する契約の締結を目指す。合意 に至れば、初の中国向け天然ガスパイプライン建設に道が開かれる。

原題:Stalin-Mao Roles Reverse as Cold-Shouldered Putin Courts Chinese(抜粋)

--取材協力:Elena Mazneva、Ilya Arkhipov、Ilya Khrennikov、Neil Western、Xin Zhou.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE