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ドル・円は101円台半ば、米FOMC議事録控え金利動向を警戒

東京外国為替市場では、ドル・円相 場が1ドル=101円台前半で推移。日本銀行の金融政策決定会合の結果 や、米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録公表をあすに控え、ド ル買い・円売りの動きは限定的だった。

午後3時35分現在のドル・円相場は101円42銭付近。午前に101円60 銭まで円安に振れたが、午後はじりじりと円が水準を切り上げ、一時 は101円39銭を付けた。前日の海外市場では一時101円10銭と、2月5日 以来の水準までドル安・円高が進んでいた。

IG証券の石川順一マーケットアナリストは、「日本株が上昇幅を 広げる局面では円売りが強まる可能性がある」としたものの、日銀会合 とFOMC議事録などの材料を控えていることから、「ドル・円相場が 上値を試すかと言うと、そうはならない」とみていた。

東京株式相場は反発。日経平均株価は1万4000円台を維持してこの 日の取引を終えたものの、上げ幅は午後にかけて縮小した。前日の取引 では約1カ月ぶりに1万4000円を割り込む場面があった。

ユーロ・円相場は午前に付けた1ユーロ=139円31銭から、午後に は一時138円95銭までユーロ安・円高が進んだ。前日の海外市場では一 時138円62銭と、2月7日以来の円高値を付けていた。

日銀会合、FOMC議事録

日銀はこの日から2日間の日程で金融政策決定会合を開く。黒田東 彦総裁は15日に都内で行った講演で、「仮に、われわれの見通し通りに 2%物価目標が達成されなければ、2年を念頭に置いて2%の物価目標 を達成するために、金融政策の調整を行う」と述べた。

IG証の石川氏は、日銀の政策結果が注目されると指摘。「ゼロ回 答の場合は、株価の下落圧力が強まって、ドル・円相場は101円を割り 込み、次の重要サポートとなる2月4日の安値100円76銭をトライする 展開もあり得る」と言う。

米国では21日に4月29、30日開催分のFOMC議事録が公表される ほか、連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長の講演が予定され ている。また、22日に中古住宅販売件数、23日に新築住宅販売件数が発 表される。

三井住友銀行の山下えつ子チーフ・エコノミスト(ニューヨーク在 勤)は、「FOMC議事録で非常にハト派的なコメントが出ていたり、 住宅の販売が下振れたりということがあると、ドルが101円を割ってし まうリスクはある」と指摘。一方で、住宅販売などが非常に大きく上振 れれば、ドルが買い戻される可能性も残ると言う。

--取材協力:大塚美佳.

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