IMF:独メルケル政権は内需拡大でユーロ圏支援を-報告書

国際通貨基金(IMF)は19日、ド イツのメルケル政権は内需拡大に向けて十分な措置を講じておらず、ユ ーロ圏諸国の潜在的な経済成長や景気回復を妨げていると指摘した。

ドイツへのIMF代表団を率いるエンリーカ・デトラジャケ氏は19 日にベルリンで、IMFはドイツの成長見通しを上方修正する公算が大 きいと述べた。ただ、財政均衡に向けたメルケル首相の取り組みは公共 投資を抑えており、他のユーロ圏諸国からの輸入の足かせになっている とIMFは報告書で指摘した。

報告書は「ドイツは地域安定の要としての役割を強化できる」と し、国内投資の強化は「中期的に生産を引き上げ、大幅かつ持続的な経 常黒字を縮小させるほか、他のユーロ圏諸国に相当プラスの需要波及効 果をもたらすだろう」としている。

ユーロ圏はリセッション(景気後退)から回復しているものの、 IMFエコノミストと財政規律を重視するメルケル首相の間には立場の 相違がある。ドイツは欧州の財政規則に違反せずに今後4年間で国内総 生産(GDP)の0.5%に相当する規模の公共投資拡大が可能だと、報 告書は分析している。

原題:IMF Urges Merkel to Help Euro Region by Boosting Domestic Demand(抜粋)

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