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イタリア、スペイン債が下落-欧州議会選挙後の情勢を不安視

19日の欧州債市場ではイタリア国債 が下落し、10年債利回りは1カ月ぶり高水準となった。今週の欧州議会 選挙後、域内全体で政治の不安定感が高まるとの懸念が強まった。

スペイン10年債はここ3営業日で2回目の下げとなった。最大35億 ユーロの国債入札を22日に控え、利回りを過去最低に先週押し下げた相 場上昇が持続するのか疑問視された。ブルームバーグがエコノミストを 対象に実施した月次調査によれば、欧州中央銀行(ECB)が6月に緩 和拡大に踏み切ると回答者の90%が予想している。

DZ銀行(フランクフルト)の調査アナリスト、フェリックス・ヘ ルマン氏は「投資家らは議会選挙を控え、一段と慎重な姿勢を取る可能 性がある」とし、「これまでの大幅値上がりを受けて利益確定の動きが ややあったことを相場動向は示しているが、利回り上昇は長くは続かな いだろう。ECBが何らかの非伝統的な措置を講じると誰もが予想して いるためだ」と語った。

ロンドン時間午後4時現在、イタリア10年債利回りは前日比10ベー シスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の3.16%。一時は先月14日 以来の高水準となる3.20%まで上げた。前週は11bp上昇と、週間ベー スで4月11日終了週以来の上げ。同国債(表面利率4.5%、2024年3月 償還)価格はこの日、0.87下げ111.395となった。

スペイン10年債利回りは7bp上昇し3.03%。15日には過去最低と なる2.83%まで低下していた。財務省によれば、満期を2019年と24年に 迎える国債を22日に入札するほか、最大35億ユーロの3カ月物と9カ月 物証券を20日に発行する。

ドイツ10年債利回りは1bp未満上昇の1.34%。16日には1.30%ま で下げ、2013年5月17日以降の最低となっていた。

原題:Italy’s Bonds Decline With Spain’s on European Election Concern(抜粋)

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