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英中銀総裁、住宅値上がりが英経済の最大リスク-価格抑制へ

イングランド銀行(英中央銀行)の カーニー総裁は住宅の値上がりが英経済の最大のリスクだとした上で、 可能な対応措置を挙げ、住宅価格抑制に取り組む姿勢を一段と鮮明にし た。

カーニー総裁は18日のスカイニューズの番組「マーナガン」でのイ ンタビューで、政策当局者が必要なら住宅の過度の値上がりへの対処で 「さらなる措置」を講じ得ると、不動産市場に関してこれまでになく率 直な警告を発した。低コストの住宅ローンへの一段と厳重なチェックや ローンの種類の規制、政府が導入した住宅購入支援制度「ヘルプ・ト ゥ・バイ」を制限する提言などを対応措置の選択肢として挙げた。

同総裁は「これら全ては講じ得ることであり、われわれはその全て を検討するだろう」と言明。「金融安定性、すなわち景気拡大の持続性 への最大のリスクは英住宅市場に集中しており、われわれが住宅市場を 重視するのはこのためだ」と説明した。

住宅ブームを評価する英中銀の金融行政委員会(FPC)を4週間 後に控えた19日、英住宅不動産サイトのライトムーブはイングランドと ウェールズの5月の平均住宅売却希望価格が前月比3.6%上昇したと発 表。英中銀はあらためて行動を迫られた。3.6%は2002年以来の大幅な 上昇率で、住宅売却希望価格は過去最高に達した。

英経済が改善し、インフレが抑制されている現在、住宅が英中銀の 国内での最大の懸念材料となっている。その他のリスクに関しては、カ ーニー総裁はポンド高が輸出企業に「真の課題」を突きつけるだけでな く、均衡の取れた英景気拡大を難しくしていると指摘。また最近は金融 市場のボラティリティ(変動性)は小さいものの、この先、急激に拡大 する可能性もあると警告した。

原題:Carney Says House Prices Pose Biggest Risk to U.K. Economy (1)(抜粋)

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