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トヨタなど国内自動車8社:低環境負荷エンジンを共同開発へ

トヨタ自動車など国内自動車メーカ ー8社は共同でエンジンの基礎研究を行い、燃費向上と排出ガスの低減 を目指す。大学の研究室などとも連携し、2020年までにディーゼルエン ジンの二酸化炭素(CO2)排出量を10年比で3割削減する技術の開発 などに取り組む。

トヨタ、ホンダ、日産自動車などメーカー8社と、一般財団法人・ 自動車研究所が19日に発表した。研究開発を進めるため「自動車用内燃 機関技術研究組合(AICE)」を設立する。欧州メーカーなどとの間 で環境関連技術の開発競争が激化する中、各社共通の課題に取り組むこ とで開発費用やリソースの削減につなげる。

AICE運営委員会の松浦浩海委員長は都内で開催された説明会で ディーゼル技術解発の必要性について「欧州における日本車販売シェア は約5%であり、新興国含めて市場シェア拡大が見込まれる中、早期の 開発が必要。開発加速と開発コスト削減が課題となっている」と述べ た。研究費用として14年度は10億円を予定しており、うち5億円を経済 産業省の補助事業費で賄う。今後数年間は同程度の事業費を見込んでい るという。

CO2の排出削減のほか現在ディーゼル車で42%、ガソリン車 で39%程度のエンジンの熱効率を50%まで引き上げることも目指す方 針。基礎研究と応用研究をAICEで行い、その成果を各社が実用化に 向けた商品開発に活用する。

環境規制の厳格化に伴い、自動車メーカーでは環境開発投資額が膨 らんでいる。日産自動車は電気自動車(EV)に、トヨタ自動車とホン ダはハイブリッド(HV)技術やプラグインハイブリッド(PHV) に、またマツダはディーゼルエンジン技術に、それぞれ重点的に投資し 開発を進めている。

欧州やインドなどの新興市場では、ガソリン高などからディーゼル エンジン車の販売が好調。ディーゼルエンジン開発は欧州メーカーが先 行しており、トヨタは欧州市場で独BMWのディーゼルエンジンを搭載 した車両を販売、スズキはインド市場で伊フィアットのディーゼルエン ジン提供を受けている。

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